Museum of Comtemporary Art@シドニー
久々に毎日更新しているし,NY記事は終わったし・・・ということで,ずいぶん前(2007年10月)のことになるが,オーストラリアの書きそびれて気になっていた記事のことを思い出したりして。シドニーとメルボルンで行った美術館のことも書きたかったのだけど・・・ メルボルンのことは前にも(2006年9月)書いているので,せめてシドニーだけでも。

久々に毎日更新しているし,NY記事は終わったし・・・ということで,ずいぶん前(2007年10月)のことになるが,オーストラリアの書きそびれて気になっていた記事のことを思い出したりして。シドニーとメルボルンで行った美術館のことも書きたかったのだけど・・・ メルボルンのことは前にも(2006年9月)書いているので,せめてシドニーだけでも。


Queensland Art Gallery前
今回立ち寄ったのは,市庁舎内にあるブリスベン博物館と,サウスバンクにあるクィーンズランド美術館(QAG)と近代美術館(GoMA)。
川でも海でも,水辺に生活のある街が好きだ。
最初はなんだか居心地が悪いと思った街の印象も,川を渡る頃には変わっていた。
ブリスベンの街の日常風景として,憩いの場として,交通手段として,川は中心を占めている。

橋の北川のたもとの広場。
バックはコンラッド・トレジャリー・カジノ。
帰国後すでに2週間にもなるが,オーストラリアへの旅の記録を少しづつ。
ガーデンシティと呼ばれるToowoombaは,ブリスベンから長距離バスで1時間半ほど内陸に入ったところにある小さな町。とはいえ,外来の客のほとんどは車でやってくる。花の季節にはちょっとしたドライブ先になっているのだろう。
はやいものでもう2ヶ月もたってしまってますが・・・
オーストラリアのコスメといえば,羊の毛からとれるオイルからつくられたラノリンオイル・シリーズがわりと有名かと思われますが,土産物屋に行くと,あと,エミューオイルとか,コアラのマークのユーカリオイルとか,自然をアピールしたオイル配合基礎化粧品が,それぞれ複数ブランドからずら~っとラインナップするわけです。
で,お値段もまあまあお手頃,使い心地もすべすべで「いいじゃない?」って感じなのでお土産にしたりもするのですが,その中で,箱のデザインに惹かれて自分ストックしているものが二つ。箱が好きで買ってることもあり?,今だ未使用。
左上はエミューオイル配合の顔用乳液。中身は白いポンプ式プラケースにぺたっと同デザインのシールが貼ってあるだけでそっけないものだけど,全面赤ベースにダーク・グリーンと白が映える箱がカワイイ!
左は携帯サイズのちっやな固形ラノリンオイル。これも,ケースは真っ白プラにこの羊さんシールが上蓋にぺたっと貼ってある,さらにそっけなくいかにも手作業っぽいですが,この箱は,いや,これも全面同じデザインなので手が込んでいるというわけではないですが,それがまたカワイイ感じで,かなり割高なのに買ってしまった。

Apollo Bay, Great Ocean Road, Victoria, Australia
メルボルン市街から全行程500KM超のデイ・ツアーでグレート・オーシャン・ロードへ。
いくつもの美しくて荒々しい,サーフィンが盛んなビーチを訪ね,野生のカンガルーやコアラ,オウムたちを愛で,波打ち際にいくつもの奇岩がそびえる12使徒など,自然がなせる雄大な造形に息をのむ。
海から吹き付ける風に吹き飛ばされそうになりながら,この先は南極なんだ~とその厳しい自然に思いをはせたり。
目を突き刺すような光
やわらかな黄金色の岩や砂
クリアで強い海
宇宙が多めに透けてる空に出会える。

Loch Ard Gorge, Poat Campbell National Park, Victoria, Australia
メルボルン大学のイアン・ポッター美術館では、同大の卒業生でもあるDestiny Deaconの作品展"walk & don’t look blak"を開催中(~11/5)。入場無料。
日本でも紹介されて記憶にある、黒人の人形をモチーフにした作品群、映像作品、彼女の母親の足跡をたどった一連の写真作品などなど。人形の写真やそのものがディスプレイされたリビングルームの椅子にすわって鑑賞するブラック・ユーモアな映像作品も秀逸。
そこで見せつけられるのは、アボリジニーとしての自分、家族、集団の記憶、オーストラリア社会への反問・・・・・・
かわいらしい装いゆえにさらに先鋭な残酷さ。
ユーモラスなゆえにゆるぎない意思を感じさせる。
これだけのまとまった作品を無料で見られるのはかなり嬉しい。
ある日の朝ご飯。
ベーグルに、フレッシュな酸味のゴートチーズをのせて。どちらもヴィクトリア・マーケットで買ってきたものだけど、このチーズすごい美味しいの。
デリカテッセンは、イタリア移民の歴史深い土地柄かイタリアンお総菜屋さんが充実してて、ハムやチーズやセミドライトマトやオリーブが何種類も並ぶため、目移りするなか引き寄せられたもの。なぜかそういう勘はあたり、味見させてもらってほれました。
外食も、オーストラリアっぽいレストランの他、中華、ベトナム料理、ギリシャ料理、日本料理、インドカレー屋さんとそれなりにバラエティ食べ、どれもかなり本物で美味しかったけど、ドライトマトもの含め、こういうお総菜ですっごく美味しいパスタ料理とか自宅で十分つくれちゃうんだよね~。ワインも進むというもの。
ワインがまた、期待以上に、安くてもどれも間違いなく美味しいので、がんがんビンが空いていきます。
それに、フットボール(ラグビーのこと)とバーベキューにビールというのがオージーの大好物らしく、ビールも充実。大手メーカーのポピュラーなもののほか、小さなハンドメイドな感じの工房のビールもいっぱい。エールとスタウトを中心にいろいろ試しながら飲んでますが、もう10種類は制覇したかな?
とはいえ、アルコールも味を楽しめる範囲だし、朝食はしっかり、夜も6割り方自炊して、果物もた~っぷりとっている。夜が早い土地ゆえ私も早く家に帰るし、なんだか日本より人間的で健康な感じです。
カールトン・ガーデン内にあるメルボルン博物館。南半球(!)最大の規模だそう。入館は6ドルとまあお手頃。平日は学校で来ている子どもたちの姿も多い。
入って正面に熱帯雨林のような温室の森林ギャラリー、左手に自然科学関係の展示エリア、右手に文化的な展示エリアがある。
自然科学エリアは、恐竜、地上・海中の動物、昆虫、人体の標本がいっぱい。特に、虫の標本はかなりすごい。マニアにはたまらなさそう。でも、標本や剥製はちょっと苦手だなあ・・・・・・。蜘蛛や蟻、蚊などは生きたまま活動中の巣ごと展示されているものも。
右手1階にあるアボリジナル・センターは見応え十分。2階のオーストラリア・ギャラリーの展示でもアボリジニとヨーロッパからの入植者との接触についての展示がかなりのスペースを割いてあったが、入植者の視点から「彼ら」を「展示」するのでなく、アボリジニ自身が発信するように、そして接触から発した出来事、葛藤や対話を客観的に見てもらおうとする手法が印象的だった。


非常に現代的な造形のこの博物館の前には、1880年オーストラリア万博の展示館だった王立博覧会ビルが向かい合わせに立っている。世界で唯一建築当時のまま残っている万博ビルとして世界遺産に指定されているこのビルは、現在も展示館として使用されることもあるそう。地下で博物館とつながっていて、地下は所蔵品倉庫になっているそうだ。内部は毎日2時からのツアー(5ドル)で見ることができる。
造形は格式ある感じなものの、木造モルタルにペンキ・・・なつくりのため(博覧会の前年から建造を初めて仕上げちゃったわけだからさもありなんだけど)、同時期の石や煉瓦造りの建物と比べ正直チープな印象。でも、当時としてこれだけの大きな器を、しかも木造でつくるというのはすごいのだろう。中に入って見上げると、きれいに壁画がペイントされた木造校舎のばかでっかい講堂って感じ。


メルボルンにはたくさんの古い建物が残っていて、ブロック造りの年代物の建物と新しいビルやユニークな建築物が渾然一体と街並みをつくっています。
その中をトラム(路面電車)が行き交い、人が行き交い、歩道に並んだテーブルや芝生でくつろぐ人たちがいて・・・・・・。
メルボルンはビジネスの街であり、いくつも大学のキャンパスがある学生の街であり、文化の街であり、食の街であり、移民の街であり、様々な人々、様々な生活がやはり混在していて、街歩きをしても通りごとにいろんな表情が楽しめるわけです。
で、ショッピングセンターやアーケードが、お買い物しなくてもおすすめ!


1870年オープン(メルボルン最古)のローヤル・アーケードはデパートが建ち並ぶBourk STとLT. Collins STをつなぐアーケードで、横道はElizabeth STにも通じている。シューケアのお店や写真の帽子屋さん、ゲームや何か不思議なものをおいている小さな、こだわりの専門店があってのぞくだけでワクワク。




1892年オープンのブロックアーケドは、ちょうどローヤル・アーケドとLT. Collins STをはさんだ向かい側で、Collins STに抜けるアーケード。Lt.Collins STからの入り口は花屋さんやカフェが並ぶ細い小径でそれもいい感じなのだけど、その奥に開けるエレガントな世界に息をのむ。床のモザイクからステンドグラス、アーチの彫刻や彫金の細部までが非常に美しい。
小さなこだわりの店が宝石箱のようにつまったこうしたアーケードが生き残っていけるのは、早く仕事を終えて生活を大切にする!というここの文化があるからなのかなとも思ったり。個人商店だけでなく、デパートでもショッピングセンターでも6時には閉まるんだから、そう競争はない。
深夜まで営業する大型店とかが進出したらやっぱり難しいだろうけど、そういうものが進出する/できる土壌もないような気もするな、今のところ。そういう文化、労働と生活のバランスには、確かなものがありそう。
それに、夜が早い分朝も早い。コンビニ以外の店も9時前から開いていたりする。生活全体を朝方にしたらいいんだよね~。
写真は一大ショッピングセンターであるメルボルン・セントラルにそびえるショットタワー。1889年に建造された当時の建築制限を超える50メートルの高さのタワーをそのまま残し、それを覆う形で新しいショッピングセンタービルが造られていてなかなか印象的な造形。ガラスの円錐形の屋根のため、外部からもガラスにつつまれたタワーが見える。ちょっとした実物大スノードームみたい? 黒川記章氏設計。
オーストラリアといえばコアラ! カンガルー! エミュー! それからウオンバットにワラビーに、タスマニアタイガーに・・・とともかく動物ですね!?
ふれあい動物園みたいな、小動物園は各地にあり、餌をあげながらまさにふれあったり、写真をとったりできます。かな~り楽しかったりして。
写真のウォンバットは、でかい上にただのびのびーと朗らかな顔で寝そべってて、もう、絵に描いたような「のほほ~ん」に見えて癒されます。
ビクトリア州ではコアラには触ることができません。コアラってとてもデリケートらしい。でも、すぐ近くで係の人付き添いで写真をとるというコーナーはあり、デジタルプリント15ドルでした。買っちゃった~
園内には無料で写真を撮れるコーナーもあったけどそこも自由には入れず。たまたまこのときはコアラの赤ちゃんがお目見えしていて、スタッフの人が抱いて近くに来て見せてくれました。無条件にかわい~!
その他のいろんな動物には餌をあげて、よだれにまみれながらふれあいましたが、カンガルーのでかいのがビョンビョン餌目指してやってくるのはけっこうこわいっす。すごい勢いで襲われそう・・・
アルパカや羊ものどかな風貌とは別にえらい食いしん坊。餌を夢中で食べてるすきにさわったアルパカの毛は、野性的に汚れていて柔らかいとは言い難かったけど、表情を見るぶんにはつぶらな瞳がかわいい感じ。




写真はフェデレーション・スクウェア内に立つNGV (National Gallery of Victoria) Australia。グランドレベルには先住民のアート作品を、2~3階にはオーストラリア出身のアーティストの作品を展示する。3階の一画では「Charles Blackman: Alice in Wonderland」展を10月15日まで開催中。こうした企画展は有料だが、あとは全て無料だ。
無料エリアの企画展示もなかなか。「2006 Clemenger Contemporary Art Award」(8/24-10/22)と、「The Cicely & Colin Rigg Contemporary Design Award 2006」(7/7-9/3)の入賞作品展示はかなり面白かった。オーストラリアのデザインは、街並みにしても、おみやげ物を見ても、遊びとセンスの良さを感じる。特に色遣い。
毎日1時間程度のギャラリーツアーも行っている。代表的な作品についてピックアップした説明を聞くだけでもかなり面白い。抽象的な先住民アートについてはそれが表象する物語は説明がないととてもわからないし、入植者たちの絵にしても、年代をおって色や描き方が変わるなど聞いてみるとなかなか面白い。
コンフェデレーション・スクウェア内にはACMI(Australian Center for the Moving Image)も。オーストラリアの映画やショートフィルム、インタラクティブ・ムービーやゲームなどに触れることができる。無料。


左はヤラ川を超えたところにあるVictoria Arts Centerの尖塔。下は劇場などが入っている。
右はそこからすぐにあるNGA International。世界各国からのコレクションを展示する。こちらでは今ピカソの作品展「Piccasso: Love & War 1935-1945」を10月8日まで開催中。こちらもピカソ展以外は無料。
NGA Iから徒歩5分程度、ちょっと人気がなくなったエリアにあるのがACCA(Austrarialn Center for Contemporary Art)。建物が面白いが、展示スペースは今回見た範囲では広くはない。今はDaniel Von Sturmerのインスタレーションと、Uncanny Nature展を9/24までお子なっている。美術学校があるので、作品展の他、アーティスト・トークなど教育プログラムも活発に行われている。すべて無料。
ギャラリーや博物館の施設や展示情報は、インフォメーションで手に入る「Victoria's Cultural Guide」やウェブサイトで。
ヤラ川に沿ってのびるフリンダース駅はかなり大きな駅。黄色い昔ながらの建物はかわいらしいが、通勤時間はすごい人並み。5時ぴったりには家路を急ぐ人たちが駅方向に押し寄せる(つまり、5時ちょっと前には帰り準備が整ってるというわけだ)。
ヤラ川から見て右隣にはフェデレーション・スクウェア。非常にユニークなデザインで知られ、緩やかに波立つ地上の上にテレビ局や美術館、ツーリスト・インフォメーションが建ち並ぶ。暖色系のアースカラーのグラデーションを描くオーストラリア産の石と、ガラスが主な素材。後ろにはダウンタウンの高層ビルが建ち並ぶ。
ヤラ川では散歩やサイクリングを楽しむ人、ボートをこぐ人が常にみかけられ、川沿いのデッキにはおしゃれなカフェやバー、レストランも建ち並ぶ。
私史上最も南極に近い地へ。
15年前くらい、ニュージーランドに半月ほど滞在したことがあった以来のオセアニア。
オーストラリアは初。
冬とはいえ零下にはならないし、雨も少ないクリアな空模様で思ったより寒くない。あー、これは不可抗力としてお洋服買わないといけないかしら~(^^ゞ
ブリスベンの空港でのトランジットは1時間半以上もあったのに、荷物を受け取ったあと税関をスルーするために登場した、なんと3つ折れのディズニーランド並の行列と、国際線ターミナルから国内線ターミナルに移動するエアトレインがかなーり間を開けてしか走っていないため、ゲートにたどり着いた時には、(まだ出発時間の15分前だったんだけど)もうクローズとか表示が出てた!(登場時間は出発の25分前。国内線なのに!)
私は乗れたけど国際線ターミナルでチェックインした時預けた荷物は間に合わず、出てこない~(T_T)と思ってたら1時間後の次の便でやってきた。まあ、あって良かったさ。
なんだか、接客業におけるサービス精神の少なさはカナダよりすごいかも・・・・・・。
この印象はこれからしばらく暮らすメルボルンの街に着いてからさらに深まる。
そもそもショッピングセンターの店舗もデパートも閉まるのが6時とかなり早めなのに、5時半くらには掃除機かけ始めるし、10分前には既に閉まってたりするんだよね・・・・・・。
まったく、閉店間近だと、あからかに客が来て嬉しくなさそうなんだものな~。
イギリスの伝統がさらによ~く残ってるのかも?

朝8時過のブリスベン空港(エアトレイン)
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