エトナの火:ANA「翼の王国」2月号
大地の燃える胎内から出た、
土のような茶色、
土のような金色のやつ、
このシシリーの七月の昼、
煙をはくエトナ山。
(D.H.ローレンス「蛇」)
心に色を、肌に熱い空気を感じる文章
月末近くなってしまったけど今月のANA機内誌おすすめです。私は月初めに、空席になりがちな中央席のまっさらなのを頂いておりました。私は窓側だったんだけど、お隣りのをね。
というのも特集記事の写真が素晴らしくって、だから皺ひとつないのが欲しかったのです。
26ページに渡る記事の多くを占めるのは、モノクロームなのに色を、2次元なのに確かな存在感を漂わせるシチリアの人々と、その生活の風景。写真の中からこちらを見据える眼差しは、力強くて、自分の人生を活きてるっていう自信に溢れているのです。
文章もなかなか感傷的。シチリアと日本に離れて暮らす親子の物語が軸。
この取材で再会した93歳の父
彼の言葉が心をうちました。
E Dolce far niente.
ナニモ シナイコト ハ スバラシイ
人生はたのしまなくっちゃ
心をふさいだりしてる暇はない


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