湿度

夏だというのに、
いや、夏だからか
湿り気が中まで入ってくる。
ボーッとするのに
わかってしまったりする。
私の中の洞窟は思っていたより巨大で
底知れず
苔むして世界をつくっていたりするようだ。
自分はもう消え去るものではないのだと
受け入れて見える世界を見ろと
そう言っているような
でも
悪あがきはまだ、
そこまで苔はまわっていない
苔に水を
苔に光を掌を

夏だというのに、
いや、夏だからか
湿り気が中まで入ってくる。
ボーッとするのに
わかってしまったりする。
私の中の洞窟は思っていたより巨大で
底知れず
苔むして世界をつくっていたりするようだ。
自分はもう消え去るものではないのだと
受け入れて見える世界を見ろと
そう言っているような
でも
悪あがきはまだ、
そこまで苔はまわっていない
苔に水を
苔に光を掌を
雨あがり
日曜日
鐘の音
蝉しぐれ
虫網抱えた男の子
竹やぶ
せせらぎ
曲がりくねった細い道
誰かが弾いてるピアノ
おじいちゃんが乗ってるスクーター
カラス
誰もいない学校から聞こえる帰りのチャイム
冷たい白ワイン
飲ませてくれるあの店まであと少し

「おっぱいがいっぱ~い♪」に見えるのは私だけ!?
きのう見た青空と
数週間後の楽しみと
そんなこんなを浮き輪にしつつ
くもり空の日々だって
毎日水面に顔を出し
なんとか息をつないでいます。
そんな日々はちまちまと
面白みがないようですが
空の表情の変化に気づき
季節ごとの楽しみ数え
そんな普通のよろこびを
忘れないでいられます。
あの日のあなたのあの笑顔
大事な浮き輪のひとつです。
保温機能までついた
とびっきりの浮き輪です。
あなたと会えるカレンダー
指折り数える浮き輪です。
When did you last see the sky
not squared up by the window?
When did you last bask in the sun
not sliced by the blind?
Let’s fly in the borderless blue, blue sky!
When did you last wake up with joy
in starting a brand-new day?
When did you last dream of the world
you’ve never seen?
Let’s fly over the borderless blue, blue earth!
Let’s fly faster than the sun goes around!
Let’s go beyond the world we ever know!
Let’s get there before our souls wither away!

というわけで(?)戻ってきました。
写真はIVEXエアラインのCRJ機の翼。
配色がトワイライトとよくマッチしてきれいだなあと思って。
すべて本革シートの50席のみで、ゲートと機体の間の移動は徒歩!
アットホームでけっこう好きです。
頼むとCA手作りの搭乗証明書がもらえるのだ!!!
飛行機好きにもスッチー好きにも人気がでそうなものだが、あまり知られてない?
太陽のために
闇を厭わしく思ったりはしない
夜のために
日ざしを恨んだりしない
闇を待つために光があるわけではなく
光を待つために闇があるわけではない
だけど
闇があるから光はあり
光があるから闇がある
二人は決して同じにはなれないけれど
だからこそ互いに大切な一人になろう
(99/07/16)
雨上がりの木立
胸にしみこんでくる懐かしい香り
「カブト虫のにおいだ!」
言葉にする前に先をこされた
「そうそう!」
顔を見合わせて笑う
こんな瞬間
君をもっと好きになる
(99/07/27)
今日は風が強くってさ
元気良く伸びてる雑草が
すっごく気持ち良さそうに波打ってたんだ
白っぽい穂が白波みたいでさ
ほんと 緑の海みたいだった
いや 海よりもやわらかで
ペルシャ猫の背中みたいな感じかな
それとも
いずれにせよ
なんだか君の髪をなでてみたくなったんだ
(99/05/27)
薄羽を広げたような山々を
かすみ草の花束のような林檎畑を
春の太陽の化身のような菜の花の絨毯を
光の粒が薄靄のように溶けこんだ空気に身をひたしながら
ことばもなく見つめてる
すべてがとけあうような夕暮れ時
きみの鼓動が染み込んでくるみたいだね
緑色のトンネルをくぐりぬける
こんな日はちょっとスピードを落とそう
いつのまにか
気がつけば
透き通るようにきらめく
やわらかい青葉があふれてる
こんなにもいろんな緑色があるなんて
しばらく忘れてた
緑のトンネルをぬけたあの原っぱへ
わたぼうしのダンスを見に行こうよ
(99/05/01)
青 白 茶 オリーブのグラデーションで描かれた
淡い水彩の山々
淡いクリーム色の光をまとった
油絵のような水面
ああこの景色だったんだって
自然に顔が笑ってきちゃう
きっとずっとかけがえのない
何よりも優しいわたしの景色とも またしばらくのお別れ
なのに なんだかそんなに寂しくない
無機質だって思ってた東京に あったかな気持ちになるのは
あなたがいる街だからかな
(99/01/06)
庭でもぎとってきたばかりのトマトをかじると
お日さまのほろ苦いにおいがツンとはなをつく
なんで蝉はあんなでっかい声が出るだろうなんてクラクラしてると
開け放した部屋を吹き抜ける風がとってもうれしかったり
そのうえオニヤンマがブンブンいいながら迷い込んできたりすると
キャーキャーとワクワクが一緒になったり
青々した田んぼをなでる湿っぽい風に当たってると
なんだか知らないうちに顔がゆるんでたりする
さあて 今年もそろそろあそこに帰ろうか
夏の薫りを胸一杯に吸い込みに・・・
(98/07/26)
まんぷくのライオンが
あたたかな日ざしの下で目を細めてる
「ああ おなかがいっぱいだ
なんてしあわせなんだろう」
でも ちょっと耳をすませてごらん
きみのおなかをいっぱいにしてくれた獲物が
なんだか息をふきかえしたみたいだ
ほら きみの腹を破って出てこようとしているよ
ああ だからいわんこっちゃない
きみがよくかまないからだよ
そんなに大きな穴があいてたんじゃ
もう二度とおなかがいっぱいにならないじゃないか
(98/05/08)
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