福光で棟方志功&民藝を味わう
1945年4月,棟方は金沢のお隣福光に疎開し,その後7年間を福光で過ごした。
福光では,のどかな田園風景と,当時の棟方の暮らし,思い,数多くの作品に触れることができる。

光徳寺庫裡「躅飛閣」
1945年4月,棟方は金沢のお隣福光に疎開し,その後7年間を福光で過ごした。
福光では,のどかな田園風景と,当時の棟方の暮らし,思い,数多くの作品に触れることができる。

光徳寺庫裡「躅飛閣」

2008年10月17日(金)~19日(日)
たった3日間,21世紀美術館敷地内にある山宇亭&松涛庵,隣接する中村記念美術館の旧中村邸&梅庵での個展を,トークショーの後に見てきました。
おしゃれメッセ2008のイベントとしてはちょっと異色な鴻池朋子展。
18日(土)午後,その一環としてのトークショー@シアター21に行ってみた。
作品の写真をスライドで見せ,振り返りながら話を聞いていく,という感じ。
金沢アートプラットホーム2008(10/4~12/7まで21世紀美術館を中心に街中各所で開催中)のエクステンションとして,寺町にある辻家のお屋敷にて開催された「ねはんぐんじょう」,その最終回に出かけてきた。
彗星倶楽部の中森あかねさんプロデュース。
お屋敷の部屋や廊下のそこここに,新保裕による彫刻,エブリン・テブロフによる掛け軸,田聡美によるガラスの香合や小物入れが,調度品然として飾られている。
いかにも現代アートな彫刻や掛け軸も,コバルトブルーや緑の壁とは違和感なく響きあい,日本趣味の外国人の家的な空気をつくっていた。


ハッシュホーン美術館から通りを挟んだ彫刻庭園へ。
お天気がいいと,とにかく気持ちいいかも。

庭園の入り口には,銀の少年(?)が立っている。
美術館の案内所の女性は,これがお気に入りだそうで,「見逃しちゃダメよ!」とおすすめされた。
スミソニアンの現代アートギャラリー。
ハッシュホーンさんのコレクションに由来し,こちらも無料。
ナショナルギャラリーに比べたらぐっとこじんまりしているが,空間自体が美しく心地いい。

個展としては日本発,かつ,最新作の“A Girl”(2006)が日本初公開というのが売りで,2008年4月26日~8月31日まで開催中のRon Mueck展,初日に行ってきました。
GWでもあったけれど,それほど混んでもいなかったかな。
久々に毎日更新しているし,NY記事は終わったし・・・ということで,ずいぶん前(2007年10月)のことになるが,オーストラリアの書きそびれて気になっていた記事のことを思い出したりして。シドニーとメルボルンで行った美術館のことも書きたかったのだけど・・・ メルボルンのことは前にも(2006年9月)書いているので,せめてシドニーだけでも。

グッゲンハイムもNYに行ったら是非,と思っていた美術館の一つでしたが,なんと外装工事中で,あの建築の外観は生で見れずじまい(T_T)
蔡國強 (Cai Guo-Qiang)の "I want to Believe"展を開催中でした。
すっごい人で,チケットを買うのに雨の中20分は並んだでしょうか。

コンテンポラリーな作品群も楽しく。
特に美しいと感じた作品をいくつか。

Mario Merz (Itarian) "Places with No Street" 1987
陽が落ちて,作品の向こうにはオフィスの灯りが見えて,その感じも素敵でした。
コレクションの絵画も充実。
セザンヌ,マティス,ピカソ,モネ,ゴッホなどなどなどなど

Claude Monet (French) "Reflections of Clouds on the Water-Lily Pond" 1920
モネの睡蓮の大作(3枚組200 x 1276 cm)。オランジュリーの感動を思い出す・・・ってそれももう18年前だっけ。
ゆっくり向かい合う環境がないのが残念。次から次へと人がたって記念撮影の嵐。
2階ではヨーロッパ絵画をたっぷりと。
有名な画家の作品が目白押しで,急ぎ足がほんとに残念。
好きな画家の物はいつかの展覧会かで見覚えがある作品もたくさんあったが,初めて見る,素敵な作品もたくさん。




メトロポリタン・ミュージアムといえば,どうしてもメロディが付いてしまうのですが・・・
その巨大な美術館を2時間くらいで早周り。
まずは1階,アフリカ・オセアニア・アメリカアートコーナーから。
東京国立近代美術館で2008年1月18日~3月9日まで開催の「わたしいまめまいしたわ 現代美術にみる自己と他者」展に足を運ぶ。
オープン直後で心配していたのだが,(夕方滑り込んだこともあるのかもしれないが)週末なのにとってもすいていて,時間はないものの好きなように見て歩くことができた。
片山津温泉にある中谷宇吉郎 雪の科学館へ。
柴山潟の景色と,雪の結晶構造である六角形を模した磯崎新による建築が,独特の景観をなしている。冬の今は,荒涼とした北欧の海辺を思い起こさせる雰囲気。
樹林を抜けたところに現れるダニ・カラヴァンの「ヘレシート(初めに)」。空間を切り取るように威容を放つ。
光に向かい回廊を進むと,そこに広がるのは神が創った大地。
霧島の自然に感謝。
これだから,野外美術館は
霧島アートの森は,その名の通り森林浴気分で現代アートを楽しめる場所。
車じゃないと行けない感じの場所だけど,その足を伸ばす感じも演出の範囲で楽しめるはず。
駐車場入口で出迎えるのは草間彌生の「シャングリラの華」。さすがのインパクトだ。
巨大ほおずきがごろごろする中を抜け,コブシ並木を通ってアートホールへ。冬の引き締まった並木の表情もいい。
この3連休に開館2周年を祝った21世紀美術館。コレクション展は9月からⅡに入れ替わって4月12日まで。
展示室6室を使ったコレクション展に、9月30日からは奈良美智の「Moonlight Serenade―月夜曲」が展示室13に加わった(~3/21)。
つまり、奈良美智展でありながら、奈良美智展だけでは見れず、コレクション展とコミコミで350円というわけだ。
メルボルン大学のイアン・ポッター美術館では、同大の卒業生でもあるDestiny Deaconの作品展"walk & don’t look blak"を開催中(~11/5)。入場無料。
日本でも紹介されて記憶にある、黒人の人形をモチーフにした作品群、映像作品、彼女の母親の足跡をたどった一連の写真作品などなど。人形の写真やそのものがディスプレイされたリビングルームの椅子にすわって鑑賞するブラック・ユーモアな映像作品も秀逸。
そこで見せつけられるのは、アボリジニーとしての自分、家族、集団の記憶、オーストラリア社会への反問・・・・・・
かわいらしい装いゆえにさらに先鋭な残酷さ。
ユーモラスなゆえにゆるぎない意思を感じさせる。
これだけのまとまった作品を無料で見られるのはかなり嬉しい。
森美術館で8/31まで開催中の本展、なかなか、色彩的にも思想的にも刺激的。
アフリカとの植民地関係を持っていなかった国では最初の展示だという。
25カ国、84人のアーティストの作品が並び、かるく2時間は浮遊。
なかにはカルティエ展で出会ったアーティストの作品も。
最も美しい光、
それは人の心から出る光だ。
(インゴ・マウラー)
オペラシティの広場には、直島のベネッセハウスで見たジョナサン・ボロフスキー 「3人のおしゃべりする人」 の巨大版がそびえていて、しかし音は出さずに口をパクパクさせていた。
「光の魔術師 インゴ・マウラー展」(7/8~9/18)では、彼の、40年にわたる照明デザインの仕事を見ることができる。

こちらも数年来行きたい行きたいと思いつつなかなか行けなかった豊田市美術館。
行ったからには!っではないけど、館内・屋外含め、たっぷり3時間くらい。300円でとっても充実した時間を過ごすことができました。
気になっていたけれどなかなか行けない・・・
そんな存在だった養老天命反転地にようやく行ってきました。
有名な養老の滝のある養老公園内にあって、緑があふれ、岐阜から名古屋までの景色も望める。
が、オフィスでゴム靴とヘルメットを貸し出すくらい、もう、アスレチック施設といっていい感じ。
想像以上にきつかった!
『人間は自由なんだから』というのがこの企画展のタイトルだ。
そう、精神の自由がテーマなんだろう。
挑戦的に、批判的に、また時に几帳面に、人間の心理と行動、精神と生活の関係が問いかけられている。
そして今回興味を持ったのが、その「几帳面さ」。
さて、見にいってから早3週間、ようやくアップにこぎ着けました、カルティエ現代美術財団コレクション展。
なんとか会期末(4/22-7/2)にも間に合った・・・
バンクーバーアートギャラリーはグループ・オブ・セブンの1人、Emily Carrのコレクションで有名。それはもちろん一見の価値ありですが、今回最も衝撃的だったのは、4/30まで開催のBrian Jungenのエキシビジョン。1970年生まれの彼は、エミリー・カー芸術学校の卒業生でもある。
前日とはうってかわって雨の日曜日、MOMATへ。
MOMATを訪れたお目当ては、美術館の「渡辺力:リビングデザインの革新」と工芸館の「近代工芸の百年」。両方見て420円とは、公設美術館はこうでなくっちゃ。
空港で時間があると、本屋で文庫本コーナーをのぞく。
お目当てがあるというより、なんとなく気になった1冊を手に取る感じ。
今回は、印刷ではまさにその当日、2月25日発売とある
辛酸なめ子著『消費セラピー』集英社、533円
を購入した。
フェリーで入った香川に、瀬戸大橋経由、列車で別れをつげる。
瀬戸大橋記念公園内にある東山魁夷せとうち美術館による計画だったのだが、イサム・ノグチ庭園美術館でかなり密度の濃い時間を過ごし、また、寒い中屋外にいたこともあって、エネルギー切れ・・・
途中下車せず岡山へ向かう。

写真は玉藻公園、月見櫓からの景色。
イサム・ノグチ庭園美術館は、週3日1日3回の公開時間に事前予約により見学することができる。往復ハガキによる今ではとってもアナログな手続きをするのは京都御所見学以来だ。
このような見学者の制限、やりとりの仕方は故イサム・ノグチの意思に従ったものなのだそう。そうだよね、早くて簡単がいつでもいいわけじゃない。大切なものにはそれなりの接し方がある。