映画/SEX AND THE CITY

映画/SEX AND THE CITY
<5月30日(金)のNY Times>

さっそく映画版SATCを見てきたのだ~♪
しかも公開初日に!
アメリカ滞在がこの日にかかって超ラッキー!!!

ここ一週間毎朝TVで出演者のインタビュー
新聞にも関連記事
GIRLSが帰ってくるという盛り上がり感がひしひし
宿泊していたホテルの近所にも大きなポスター・・・

そして、その待ちに待ったSATC全米公開の金曜日
新聞には、アート版一面記事&全面広告(上写真)

いよいよ~!の感想は……超満足!
日本公開は8月なのでストーリーにはふれませんが,
めちゃめちゃ笑えて、せつなくて、かわいくて、直球セクシーシーン満載で(しかも大画面!)、あいかわらずのドラマ展開で・・・
いろいろ批評はあったけど、期待通りに楽しめた。
ファッションが楽しめるのはいうまでもないけれど、今回、各ブランドのウェディングドレスの数々は荘厳。
(予告編や壁紙に出てるあのブランドのより、私は他のが好きだった)

4年ぶり
ステージは40代になって
サマンサは素敵な50歳を迎えた。
キャラクターも、出演者も、私も、年をとったな~としみじみ。彼女たち同様、それぞれのステージを楽しむ生き方をしたい。

全米公開初日、夕方早め
GIRLS率95%?のシアターは上映開始で声があがり
上映中ずっと、GIRLSの笑い声や歓声、嘆いたり怒ったりする声で満たされた。
エンディングはもちろん拍手

みんなで大いに楽しむ一体感
これもあってアメリカの映画館で見たかったんだよね~
もちろん日本でもまた見るけど♪
いくつかのユーモアあふれるセリフ、どんなふうに翻訳するのかがかなり気になる。(特にサマンサの言い間違えとか,できるのか!?)

Satclinking3←ハリウッドオフィシャルサイト
壁紙画像もたくさん!

日本サイトはこちら

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映画/全然大丈夫

部員にもなってバナーをはったりしていた「全然大丈夫」,ようやく金沢にもやってきました。シネモンドにて観賞。

この映画に興味を持った一番の理由は,私が良良ファンだから,なわけで,良良だから,という役ではあったけれど,良良色としては今ひとつ物足りない気も・・・

むしろ,村杉蝉之助演じるヤマトさんがオイシイ。
伊勢志摩さんが普通の人なのは初めて見る気がする!?
まあ,大人計画ファンにはそれなりに楽しめる作品。

劇中歌の「コメ」はほんと頭にこびりつくメロディー。
「コメ」つながりで,松尾さんの「お米券の歌」を思い出す。あれもかなりこびりついてる・・・

テーマになっていた「憩い」。
がんばって憩わないと憩えない感じの今日この頃,日常で力を抜く方法を,探してるんだよね。

「なりたい自分」とか,そういうのから解放されたとこにそれが求められてる気がしたけど,それですべてオーライではないし,折り合える地点を探してくってことなのかな。

人生楽ありゃ苦もあるさ
苦がなけりゃ楽もないさ

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2008年 日本
監督・脚本 : 藤田容介
出演 : 荒川良々,岡田義徳,木村佳乃,蟹江敬三,きたろう,白石加代子ほか

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映画/人のセックスを笑うな

上映最終日の最終回にシネモンドに飛び込む。
けっこうな混み具合。

予想通りゆるい・・・
音楽も,色のローンもすき。
山や田んぼの景色が広がる田舎で,ご近所で幼なじみと育ってくような環境も,懐かしリアルですき。
優ちゃんのファッションはめちゃくちゃかわいい!
こたつ布団のシーンとか,こわざで笑わされもした。

しかーし,長い!
いったりきたりの日常で2時間17分はゆるいにもほどがある!(私には)
私の好みより,監督は2~3テンポ長め,笑いももう一押し!が好みらしい。

でも,あれがちょうどいい人もたくさんいるんだろうな~
若者の生きてる時間と,私の時間の過ぎる早さの違いだったりして・・・


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2007年日本
監督:井口奈己
原作:山崎ナオコーラ「人のセックスを笑うな」
出演:永作博美,松山ケンイチ,蒼井優,忍成修吾,温水洋一他
公式サイト こちら

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映画「ヒロシマナガサキ」によせて

記憶

自分のものではない

でも

人ごとではない

その上にあるこの国の形
私が知るいま

もし
もしも…

とりかえせない
とりかえられない記憶

だけど、
それがなんだったのかは

まだ
共有されず、いま

繰り返される悲劇を
四角い画面の中に眺めて

いま

傷口をさらしてくれる
直接語りかけてくれるまなざしがある
いまのうちだからできるなにかを

いま

どうか忘れないで
生きたことを
死んだことを

自分のことのように
地上の誰のことも

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環境映画のはしご

レディースデイに映画のはしご。
しかも,まじめな環境映画を2本,
「ダーウィンの悪夢」と
「不都合な真実」。

Continue reading "環境映画のはしご"

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鷹の爪団

先日TOHOシネマズ六本木ヒルズで見て受けてしまった上映前のマナーアニメがダウンロードできることを発見!

劇場版も公開されるとかでそれも気になりますが,まずはこれも是非。

仕事中の気分転換に◎なのだけど,声を出して笑ってしまう恐れが高!なため,笑ってもOKな環境で見るのがおすすめ。

TOHOシネマズの新規オープン映画館応援のブログパーツで投票するとダウンロードできる仕組み。

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映画/ルワンダの涙

TOHOシネマズ六本木ヒルズのプレミア・スクリーンにて「ルワンダの涙」を。

いやー,このプレミア・スクリーン,サイドテーブル付きソファーで映画鑑賞って感じで,いいですね~。縮小上映になってから見て,この点はよかったかな?
あと,上映前の注意のためのアニメも面白くて,何度も笑ってしまった。

で,映画。
「ホテル・ルワンダ」で何度も大泣きした私は,今回もそんな覚悟をしてのぞんでいた。
だけど,今回はそうではなかった。

なぜなんだろう
見終わってから考えた。

「ホテル・ルワンダ」は,ルワンダ人が主人公で,当事者としての恐怖や憤り,悲しみが流れ込んできた気がする。善と悪は対峙し,一番の悪は集団虐殺をおこなったフツ族以上に白人だった。
普段人権だのなんだのいっているお前たちは何だと,きれい事ではないかと,罪を突きつけられた。
その感情の爆発の中で,何かしなくてはと思った。

「ルワンダの涙」は,白人が主人公だ。
「自分だったら何かを変えられる」
そんな思いを抱えてルワンダの学校にやってきた,海外協力隊員の青年。
目の前に展開する信じがたい出来事に憤りを感じつつ,対岸にいることを超えられない人間の思い,正義感が無力感に代わる瞬間が描かれる。

こんなにも悪があふれながら,その攻めをおうべき人間はさだかではない。
白人のための高級ホテルではなく,村や学校,教会が舞台のこの作品に登場するのは,フツ族,ツチ族,白人も皆普通の人たちだ。

悩みながら,何かしたいと思いながら,結局何もできないこの主人公は,私だ。
思いは涙として流れ出ることなく内部で渦を巻く。

宗教も大きな位置を占めている。
神を信じるとは,人を信じ,愛するとはなんなのか。
この映画からそのこたえを見いだす人もいれば,欺瞞を見いだす人もいるかもしれない。

「ホテル・ルワンダ」が,意図せず偉業を成し遂げた人の物語であったのに対し,「ルワンダの涙」は,願いながら何もできなかった者の物語だ。

逃げるのがあたりまえだと思っていた男と,逃げるなんてありえないと思っていた男。
皮肉である以上に,対岸にある者ゆえの甘さ,現実を突きつけられた時の弱さが象徴されている。

人間は弱い。
そこから歩き出さなくてはならないのだろう。

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映画/イン・ハー・シューズ

今が不幸せだと思うのは

かつて

いつか

もっと幸せを感じた時があったから

泣いてしまうのは

傷が多いのは

だけど

この痛みがわかるのは

しみる傷がない人間には

感じないもの

感じられること

それがわかること

それが感謝できる今日に

乾杯

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2005年 アメリカ
監督:カーティス・ハンソン
出演:キャメロン・ディアス ,トニ・コレット ,シャーリー・マクレーン


映画評を見た時,気になってはいたけど,それほど,見なくてはとは思わなかった。

けれど,

ここ2週間くらい,っていうか正月明けからけっこうディプレッションな私には,そう,この映画が必要だった。

必要ではない人間がいるように,
必要な人間がいる。

ただ

それだけのこと。

特別ではないのだろうけど,
私には嬉しい特別。

泣いてすっきりする。
映画って,映画じゃないと,そんなことって
そうないよね。

傷が深すぎると,
傷を見せることができない。

だから,物語が必要とされるのかもね。

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映画/山の郵便配達

「家を出た者は家を思う余裕はないが
家族はいつも気にかけている」


岩波ホールでこの映画を見たとき、大地の美しさ、生活と文化の多様さがすごく印象的で、かわりない家族愛にじんわりあっためられた。あれからずいぶんたったんだなぁ。

大きな変化は…
あいかわらずそうまめではないけど、携帯を持つようになって、それ以前よりはぐっと、携帯メールで母と連絡をとるようになった。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
1999年 中国

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映画/エターナル・サンシャイン

幸せだったあの頃が
今を辛くさせるなら
いっそ記憶を消しちゃいましょか

そして目覚めたその朝は
なくした記憶の重さだけ
身軽になれているんでしょか

ぽっかりあいた空虚さを
うめるものを探そうと
前に進んでいけるんでしょか


それでも私はきっとまた
出会えばあなたに恋をする

憎んだ記憶もなくしちゃって
好みのあなたを好きになる

何度でも
初めてのよに

前よりも
運命のよに

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エターナル・サンシャイン
2004 アメリカ
監督 ミシェル・ゴンドリー
脚本 チャーリー・カウフマン
出演 ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット

『マルコヴィッチの穴』のカウフマンの脚本がアカデミー賞をとった作品。

「“さよなら”の代わりに記憶を消した」、本屋の店員を演じるのはタイタニックのケイト・ウィンスレット。オレンジやブルー、気まぐれで髪の色を変える。

バレンタインのプレゼントを贈ろうと会いに行った恋人に見ず知らずの客として扱われ、訳がわからず怒り、落ち込む無口な男を演じるのがジム・キャリー。

最初はよくわからない展開。
だけど、二人の思い出をたどって出会う美しい景色、宝物のような瞬間、忘れられないことば、そんなものにきゅんときながら、次第にほどけてくるように知る真実。

ほんと、いい脚本で、いい映像で、いい役者でした。

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映画/かもめ食堂

世の中いい人ばっかりじゃない
でも、いい人に出会うことはできる

みんなをいい人にはできなくても
自分をいい人間にしていくことはできる

青い空を見て
美味しいものを食べて
誰かと微笑みあいながら

   (neco)
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Kamome監督 荻上直子
2005年 日本
公式サイト

そして、かもめ食堂占いなるものもあったりして。
私は、なんと、あのメニューには採用されなかった「おにぎり(ざりがに天)」!
ええー?っと思ったけれど、書いてあることはけっこう心に響いたりして。

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おにぎり(ざりがに天)を選んだあなたは、穏やかでものごとにこだわらないのんびり屋さん。鷹揚でゆったりと構えているあなたは他人との競争を好みませんが、内面に秘めた情熱は人一倍。狙ったものは時間はかかっても必ずゲットするという、着実な面も持ち合わせています。なによりも心の充実を優先させるタイプですから、仕事や恋人を選ぶときも、見た目や条件などには見向きもしないでしょう。中身を重視するあなたですから、仕事はどれだけやり甲斐を感じられるかに、恋人は相手の個性にポイントを置くはずです。だからこそ、本当にやりたいことや好きな人が見つかるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、あなたらしい着実な歩みがきっと幸せを呼び込んでくれます。
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ですって。
「着実な歩み」ですか。
なんとなく、映画自体がそういってくれてる映画でしたね。

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映画/「みんな誰かの愛しい人」

2004年 フランス
アニエス・ジャウィ監督
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あなたを嫌いになったりしないで

誰があなたをかえりみなくても

あなたはあなた

それはあなたではなく

彼等の問題

だから自分をおとしめたりしないで

「ほらね。」なんて言わせないで

そのたび怒りまくってる

あなたを想う誰かのためにも

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映画/「歓びを歌にのせて」

2005年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品
2004年 スウェーデン
ケイ・ポラック監督・脚本
公式サイト
Bunkamura ル・シネマにて3/3(金)まで!


Life is rich,
rich within me.


スウェーデンのトップアーティスト、ヘレン・ヒョホルムが演じるガブリエラがソロで歌い上げる歌の一節。
とてつもなく美しく、力強い歌だ。
その他合唱曲、いや、発声練習だけでも感動的に美しい歌声を満喫できる。
終演間際に来てほぼ満席。

孤独な天才音楽家。
子どもの頃の孤独な自分をすくいあげ、長年の孤独やおそれと和解し、自分が生きたすべてを抱きしめるようなラスト。
彼はこの上なく幸せで、「自分の人生を生きた」と思えたに違いない。

だけど、だけど、
どうしてああでなくてはいけなかったのか・・・・・
そう思わずにはいられない。

ウィーンでのシーンは、少しかいつまみ過ぎていた感がある。2~3分作品を延ばしてくれて、全然いいんですけど・・・・・・。
Special Extended Edition DVDとか、ロード・オブ・ザ・リングばりに出してくれたら買うかも?

---
美しい田園風景
痛みを抱え、傷つけあう人々
救ったのは音楽

真実を見つけようとする音楽家の言葉と
呼応して内面の歓びに正直になろうとする人々

わき上がるような歓びが、
怒りや悲しみに歪んだ顔も笑顔に変えていく

わだかまりがあっても、
ハーモニーを奏でる作業は心を寄り添わせる

音 は本当に
楽 しさをもたらす魔法のよう
---

誰もが身体の中に自分の音を持っていると彼は言う。
私も合唱団で思いっきり歌ってみたくなった。
誰かの心をふるわせるほどの声はもっていないけど、間違いなく、自分の心を解放させられる一瞬はもてるんじゃないかと、この作品を見て感じているから。

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映画/モンドヴィーノ

2004年 フランス・アメリカ
ジョナサン・ノシター監督
公式サイト


ワインはお好きですか?
ところで、ワインについて不思議に思うことはありませんか?
この映画を見ると、明日選ぶワインが変わります。

予告編の、おひょいさんのこのナレーション
東京で随分前に聞いてから、ずーっと見たかった映画
ようやく金沢にて。

はい、好きです!
不思議?
うーん、あんまり考えないで適当に美味しいと思うの飲んでるだけかも・・・
明日選ぶワイン・・・
えーと、帰ってさっそくブルゴーニュ飲んでるんですが・・・
そうですね。
登場する頑固オヤジのワイン、飲んでみたくなりました。
もっともっと、神聖な気持ちで。


神の雫でなくても
人の手でつくられた味わいでぜんぜんいい。
つくった人たちの手のぬくもり
流れた時間
そそいだ思い
職人技。
人の技、万歳!

でも、工業製品みたいなワインはきっとおもしろくない。
つくるといっても、操作ではなく育てるって感覚がいい。

・・・

とはいえ、うちの環境では、10年20年ワインをねかせることも、そんな年代物のワインをお買いあげすることもまず無理。高得点でブランド化したワインには手がでないけど、ポイントが高いのにこんなに格安!という宣伝文句にはつられてしまいがち。それがいつも当たりじゃないけど、気軽に、買ってすぐ飲みやすいワインはありがたい。(「果実味あふれる・・・」という好みもパーカーさんとかぶってるし)

でもでも、ワインは、土地土地の歴史と風土に息づいて、人の暮らしを色づけてきたお酒たちは、そんな、ただの消耗品としてだけで見ちゃダメだよって、そういう思いはあらたに。

アルゼンチンの小さな畑でワインをつくるアントニオさん。
月収約60ドル。
こんなわずかな収入のためになぜつくってるのかわからないと笑いながら、愛着ある祖先からの土地でたんたんとワインをつくっている。征服者スペイン人に抵抗した、勇敢なトロンボン族の土地で。
「なかなかいいできだろう?」
グラスにそそがれた彼のワインはびっくりするくらいの黄金色で、「めぐみ」って感じが染み渡るようで、何よりも美味しそうに見えた。

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映画/ヘイフラワーとキルトシュー

hayflower2002年 フィンランド
カイサ・ラスティモ監督
公式ホームページはこちら


激烈にかわいい!

メルヘンなお家で、ちょっとへんてこなママとパパと暮らすちっちゃな姉妹。
家のことを一手に引き受けるよくできたお姉ちゃんのヘイフラワーはもうすぐ小学校に入学。それが不安でたまらないのは、いつも言うことを聞いてもらっているわがままなキルトシュー。
その一家と不思議なお隣さん、気のいいおまわりさんとで大騒ぎ!な童話の世界まんまな物語。

hayflower2キャラクターもいかにもファンタジーなんだけど、それがホント、かわいくってほほえましくって、きゅ~んとくるのよね。
ファッションや小物、インテリアもとってもカワイイ。
北欧デザイン好きならシーンを止めてチェックしたくなるかも。
ヘイフラワーが被ってるストローハットとキルトシューのウールのブーツ、それからママが最初の方で着てる半袖ニットが特にお気に入り!

パパはおイモの研究をしてて、食卓には毎食ただごろごろとおイモが並ぶ生活。
スパゲッティが食べたいと毎食叫ぶキルトシューは学校ではスパゲッティが出るという噂に興味津々。
今度入学するお姉ちゃんが羨ましくて仕方ない。

しかし、小学校新入生への準備通知には、「靴の紐が結べることと」とかと並んで「おイモの皮がむけること」ってほんとにあるの!?
公式サイトのフィンランド情報によれば、確かに食卓にジャガイモは欠かせないらしいが、でも、それほどなんでしょうか・・・・・・

ハッピーが足りないときにみるとよいかも。
フィンランド語の響きも独特でおもしろい。

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映画/THE 有頂天ホテル

三谷幸喜脚本・監督「THE 有頂天ホテル

お遊び満載、イヤなやつはいても悪人はいない。
イヤな、あるいは悩ましい気持ちで劇場をでることはないことが約束された三谷作品。
かなーりお疲れな仕事をこなしたあと、でも妙にハイテンションでレイトショーを見に行ってしまった。
そんなんでも、期待通り眠る心配も疲れが増す心配もなし!

見ている内に「お茶の間劇場」、こたつみかん状態。
声をたてて笑い、手をたたき、膝をたたき・・・
あ、いかん。ここは他にも人がいる劇場だったとはたと気づく。
が、まわりもそんなもんだから気にしな~い。

出演の役者さんたちは、いかにもだったり意外だったりするキャラで楽しんでるご様子。
なかでも、一番お遊び色濃い~のが池田成志さん。
主要キャラともからむしシーンの端々にたびたび登場。
どこでどうなるのかと思ってれば、アンタ結局いてもいなくてもいいでしょ~!!!結局芸人の一員でもないのか?
サイトの人物相関図にも載ってやしないし(笑)
dub
まだ1月だとは思えない、普通な慌ただしい日々。
ああ、あの浮かれ気分は今いずこ・・・
心新た、ハッピーを願う気持ちは今いずこ・・・
フレッシュ&ハッピーな気分を再び↑させてくれてありがと。

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映画/亀も空を飛ぶ

2004年 イラク・イラン
パフマン・ゴバディ監督
金沢コミュニティ映画祭上演作品
作品解説などはこのへんを。

この監督の作品は、「ブラックボード―背負う人―」(2000)をみたことがあるけれど、映像の印象が強くのこっている。
頭ではなく心に響くのが、映像の力だなあと思う。

トルコとの国境にあるイラクのクルディスタン自治区の村
分断されたクルド人の土地だ。
イラク戦争直前からフセイン政権を倒したアメリカ軍が村にやってくるまでの様子を、子どもたちを中心に描く。

この夏出会ったクルディスタンから来た難民の少女が、
「私たちのくには4つの国に分断されている」
そう言っていたっけ。

この映画をみながら、彼女のことばを、語られたことを思い出した。


広い地球
違う顔と文化を持った人々
幸福の形はいろいろあっても
何が悲惨か、その想像力に大きな違いはない

はずなのに・・・


"War is over, if you want it."
(Yoko Ono & John Lennon, "Happy Xmas")


人間は弱いから、
信じることは時々難しい。
けれど、きっと
信じようとし続けることが少しづつ強さになる・・・よね

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映画/たまゆらの女(ひと)

チェンチン 「僕の詩が好きなの?
        それとも僕自身?」

チョウユウ 「私が好きなのは・・・詩人よ」



四川省に暮らす詩人チェンチンと
雲南省に暮らす絵付け師のチョウユウ

女は列車で片道10時間かけて詩人のもとへ通う
その列車の中で出会ったのは、獣医のチャン

列車の先にいる男と
列車の中で逢う男

目的地があるから旅をするのか、
旅の行く末が目的地になるのか。

それとも・・・・・・
ただ旅がしたいのか。
自分を探す旅を。

そして女は旅人のまま、
夢の住人になった。

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原題:「チョウユウの汽車」
2002年 中国
監督:スン・チョウ
出演:コン・リー、レオン・カーフェイ、スン・ホンレイ

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映画/ロバと王女

roba気になる~っと記事にした「ロバと王女」、公開初日に文化村でみてきました。

71年に日本で公開されたとき、特に客も入らずビデオ化もされず・・・・・・なぜ「幻の映画」になったのか、わかるような気がしますヨ。
予想以上の脱力具合でした。
しかも、ミュージカル映画だったのデスネ。

これはまあ、芸術映画のジャンルに入れてもいいのでは?
テイストはジャン・コクトーですからね。
画面のすみずみまでがデコラティブ。
絢爛豪華な衣装や美術は一見の価値あり。

シュールなストーリー展開はおばか感もただよいそれなりにいい感じなのですが、これはみうらじゅんテイスト的であって、一般受けするものでは確かにないような。
歌いながらお花畑で転がったり、いかにも往年の少女漫画みたいな花の散らし方がイケてます、というのは今だからアリな目線ですよね?

あるいはカトリーヌ・ドヌーブのアイドル映画?
そりゃーもうすごい美しさです。
太陽のドレスが登場シーン多いんだけど、月のドレスの彼女が一番好みだったなあ。
もう、これでもかというくらいキラキラさせちゃってます。

お気楽気分の時に、何も考えずにみにいくのがいいかも。
あ、ミシェル・ルグランの音楽はなかなか良かったです。
これもどこかこう、ブラックなテイストが入ってるのがね。

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気になるロバ

週末ぽっかりあいた時間に文化村にて「クレールの刺繍」みてきました。
が、そこで私の心をがっしりつかんだのは予告編が流れた「ロバと王女」!

roba21970年フランス
ジャック・ドゥミ監督
王女役はおとぎ話のお姫様そのもの。
人間とは思えないくらいキラキラしてる20代のカトリーヌ・ドヌーブ。
それが、コレですから!→→→
父親に求婚されちゃって、ロバの皮着て変装生活ってあなた・・・
もう、このセンス、たまらなく好き!

「ビデオ、DVDが発売されることもなく “伝説”となっていたが、最新デジタル技術を駆使して修復され、30年あまりの時を経て美しく蘇った!」(公式サイトより)とのことですが、この色彩のポップさ加減はもともとなのかな?

しかもラストは王子様とハッピーエンドな王道らしく、疲労感しみじみな今日この頃とっても欲している脱力かわいいイテイストなのです。

でもでも・・・
公開はBunkamuraル・シネマにて10/29より。
まて!なのです。

金沢公開はシネモンドで3月以降予定されてるようですが、まあ、その前にはきっと見ちゃうな。

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映画/ヒトラー~最後の12日間~

人間は、弱くて、おろかで、
感覚を麻痺させ、
思考を閉ざし、
こんなにも恐ろしくなれる。

でも、
恐ろしいその姿を、
感じることを拒否し、
記憶から消し去るかわりに、
直視する強さと、賢明さも持っている。

だから、まだ
ううん、きっとずっと
人間をあきらめたりしない。
私の外の世界に、無感覚になったりしない。

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2004年 ドイツ
監督: オリバー・ヒルシュビーゲル
出演: ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ラーラ他
公式サイト

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映画/拘束のドローイング9

先日急ぎ足で展示を見て回ったマシュー・バーニー展ですが、映画の方をようやく見てきました。

Continue reading "映画/拘束のドローイング9"

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映画/サマリア

samaria2004年 韓国
キム・キドク監督
第54回ベルリン国際映画祭
銀熊賞受賞
ストーリー他:公式サイト


少女にイメージされる清らかさとあやうさ

清らかってどんなこと?
心だけじゃだめなの?
汚れるって何?

そんな少女たちの問いかけを
否定するのが大人なのかもしれない
でも・・・

チェヨン役のソ・ミンジョン(写真右)
疑いを知らぬような無垢な微笑み
やわらかな曲線を描く唇
底抜けの善意、愛

一方のヨジン役のクァク・チミン(写真左)
暗い、虞を含んだ射るような瞳
とがらせた唇
反発、憎しみ、嫉妬

対照的で、だからこそ互いを必要としあう二人の少女
でも ヨジンはチェヨンを失ってしまった

人を許すことで
自らも許される

男とベッドに横たわったヨジンがたたえた微笑み
その穏やかさ、清らかさ
すべてを癒すような
悟りを得たような

失われたチェヨンを自分の中に生かして
誰にもできなかったような慈愛の表情を
もう二度と会うことのない男達に注ぐヨジン

敵はいるのではなくつくるもの
そんなことを思う

しかし罪は、罪悪は
決して昇華することなく
地上で贖われるのを待っていた

ヨジンが洗い流した苦しみは
ヨジンの大切な人に流れ込む

ヨジンにとってケガレることは救いへの道だったのに
そのケガレを物理的にこの世から抹消する
そうせずにはいられない愛もあって

罪と許しの物語、問は私たちへと続く

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映画/海を飛ぶ夢

私がずっと生きていて欲しいと願うその人にとって
生きることが苦痛でしかないとしたら
彼に自由の翼を与えるものが死でしかないとしたら

私のために生きていてと願うことは
我が儘でしかないのだろうか

なぜ私の存在を生きるよろこびにしてくれないのかと
そう叫ぶことは傲慢なのだろうか


「私を愛している人は私を死なせてくれる人」


私の幸せは彼の苦痛で成り立ち
彼の幸せは私の苦痛で成り立つ
二人の幸せが一致する地点はこの世にはないのか


「私を愛している人は私を死なせてくれる人」


相手のために自分の苦痛を顧みないことが本当の愛
そのことばは、私を愛していないのだと突き付ける
そう、彼の愛はこの世のどこにもない

私の苦痛など比べ物にならないくらいの苦痛をおいて
彼は自由になりたがっている
海へ帰りたがっている
まだ世界が輝いていたあの日へ

--------------------------
umi「海を飛ぶ夢」(原題 The Sea Inside)
2004年 スペイン
監督:アレハンドロ・アメナーバル
原作:ラモン・サンペドロ
アカデミー賞外国語映画賞受賞
ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞受賞

1998年に尊厳死を選んだラモン・サンペドロの手記をもとにした映画。
アカデミー賞外国語映画賞は尊厳死を扱った作品が続いてる。

映画を見ながら、2度泣いて、何度も笑って、思いがとても切々と心に伝わるのに、どうしてもその思いをよしともできない。共感しながらでも割り切れない。
ほんとうにつらくて、悲しくて、いとおしくて、美しくて・・・

「人生は生きる価値がある」
「人生はもっと豊かなものだ」
そんな「正論」も、彼には届かない。

割り切れないことの存在を、そういう存在としての人間を、真っ正面から見つめさせてくれる作品。
法律の文言や、宗教の教義や、そんなもので語れない。
正しいとか、正しくないとか、そんな風に割り切れない。
人間って、そういうものだよね。

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見倒し機内映画

マレーシア航空のいいところを一つと言われたら、機内エンターティメントの充実ぶり。
映画、音楽、テレビの録画映像、CD、ゲーム、オンデマンドでかなりの数から選んで楽しめる。

といっても、5月の往路ではエコノミーでは6~7本のチャンネル別繰り返し放映で、エグゼクティブクラスでも放映タイトル以外は個別に機材をかり出して見る形だった。それが、6月の帰国便では完全に搭乗クラス関係なしでオンデマンド。映画は数十タイトルから好きなときに好きな映画をみることができる。

おかげで、往路では2タイトル、しかも最後までみれなかった!のだけど、帰りは3タイトルをちゃんと最後まで見ることができた。3作目はちょっと早送りしながらでぴったりセーフ。
7時間前後のフライト中寝ることもなく見倒し。
テープの劣化のせいか、以前は作品によっては画像の乱れが激しく見てらんないものもあったのだが、デジタル化されてからは映像もきれいになった。

<見た作品>
ナショナル・トレジャー(英語音声 中国語字幕)
ハイド・アンド・シーク(英語音声 中国語字幕)
ミリオンダラー・ベイビー(英語音声 中国語字幕)
コンスタンティン(英語音声 中国語字幕)
リング2(英語音声 日本語字幕)

マレーシア、中国、韓国、インド等いろんな国、言語の映画がラインナップされてたのだけれど、ここぞとばかり普段みないハリウッドものをどっちゃりと。

中国語字幕で見てると、音が聞き難いときとか多少助けられるところもあるけど、こう書くのかとか、こう言うのかとか、そっちが気になっちゃうこともおくて微妙・・・。すべて日本語用意しろとは言いませんが、耳が不自由な人向けのサービスという側面とあわせ、英語字幕もあったらいいのに。

日本映画もあり。
5月は釣りバカ日誌。6月は石原プロものと、なんと「トニー滝谷」!
メジャーロードショウものじゃない芸術系のこの作品。
どういう経緯でセレクトされたのかちょっと気になる。
だって、なんたってほかが釣りバカと石原プロですよ。
地方暮らしで残念ながらトニー滝谷が見れないよう!!!という人はLet's Fly on Mlaysia Aiirですよ!?

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映画『阿弥陀堂便り』の里を歩く(下)~小菅地区

Kosuge

東京からやってきた孝夫(寺尾聡)と美智子(樋口可南子)夫婦の新しい住処として映画の舞台になったのがこの小菅地区。
小菅神社奥社への参堂まで、急な坂道が伸びています。
上の写真は坂の下から、下の写真は坂の上から撮ったものです。
映画の中では、坂の上からの風景が、道沿いの家々とその暮らしを切り取りつつ、夫婦の視界として牧歌的に登場していました。

Kosuge3

雪が多い飯山市では、昔ながらの藁葺屋根はごく僅かとなり、一般的なのは赤や青のトタン屋根の家々です。
ここ20年くらいでいまどきのモルタルの家も増えてはきましたが、やっぱり緑の農村に赤と青の屋根色が点在する風景が、この地の風景。
その色彩の統一感のなさに以前は嫌な印象しかなかったのですが、今はそのカラフルさが素朴でかわいらしく見えます。不思議なものですね。

映画でも夏の花々に彩られた坂の風景が印象的でしたが、春の今も色とりどりの花が庭先を飾って、田園風景を一層カラフルにしています。
山の方にはまだ雪が残っている土地柄、里では、菜の花、桜、チューリップ、芝桜、すみれ・・・普通なら時期がずれそうな花も含め一度に楽しむことができるのが特徴。
瑞穂小学校の丘を会場にした菜の花祭りでも、大山桜と菜の花畑、その向こうに千曲の流れを望む景色が、毎年アマチュア写真家達の人気を集めています。

Kosuge2小菅神社は、戸隠山・飯綱山とともに奥信濃三山と称せられる修験道の霊山小菅山にあり、その歴史は7世紀の役小角までさかのぼります。
奥社と里宮があり、映画には、祭りのシーンで里宮が、夫婦が林を散策するシーンで奥社参堂の杉並木が登場しました。

写真は参堂入口ですが、この手前には茶店もあり、「だんご」の旗をはためかせています。
GWは、修験者ならぬおそばや甘味を楽しむ人でにぎわっていました。

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映画『阿弥陀堂便り』の里を歩く(上)~福島地区

Tomida

長野県飯山市瑞穂で、その自然の美しさと地元のおばあちゃん達の魅力を詰め込んで撮影された『阿弥陀堂便り』(2002年 小泉堯史監督)。
この映画に登場した地を歩きました。

あのシーンはどこで?という人は、飯山市のウェブサイトをチェックしてぜひ訪ねて見てください。
交通案内もありますが、日に何本もバスがあるわけじゃないので、時間の流れをのーんびりにしててくてくあるくようなつもりで行くのがおすすめ。車で行く場合も近くまでは入れないので体力は必要!

Oume96歳のおうめばあさん(北林谷栄)は、死者を祀った小さな阿弥陀堂で暮らしています。その舞台となったのが福島地区。
あたりには丘陵に石垣積みの棚田や畑が一面に広がり、眼下には千曲川を望みます。

阿弥陀堂のセットは撮影終了後撤収されたのですが、飯山市が復元して新しい観光名所になりました。

今瑞穂地区は菜の花祭の真っ最中。
会場以外でもそこここで菜の花を楽しむことができます。

Tomida4おうめばあさんの家への坂道は、万仏山へと続いて行きます。
その道沿いには33の石仏がたたずみ、田園風景のなかでとても表情豊か。
Tomida1万仏岩の洞穴には17世紀に建立された大日如来坐像と弘法大師坐像があるそうだけど、そこまで行くにはかなり険しい道もあるとのこと。
同じく映画の舞台となった小菅神社同様、修験道の地なのです。
Tomida2

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映画/真夜中の弥次さん喜多さん

まん中に「セツナサ」をまつったお祭りみたい。(しりあがり寿)

(「真夜中の弥次さん喜多さん」公式サイトより)

このことばはストン。
クドカン原作の大人計画の舞台も何作品か見てますが、無味無臭っぽく悲惨だったり、明~るく絶望してたりする。
この映画だけでなく、彼の作品世界を言い得てるなと。
でも、ダメな人はダメな作風でしょうね。

小ネタを拾ってくすくすするのが好きな人にはいい感じの映画。

始まってすぐの、喜多さん(中村七之助)の部屋で二人が寄り添って座っているシーン。

「落書き」だらけの部屋の壁やふすまにあって
ひときわ目を惹く「馬刺」の文字にもうニヤっとくる。

二人の浴衣の背中には、
それぞれ「おいら」「おめえ」のでっかい文字

子ネタとしてだけじゃなく、“ディープな恋人同士”の世界観を象徴してていい演出だなと思った。
(原作から来てるのかしら?)

「おいら」「おめえ」「てめえ!xxx」
それなしじゃ世界はまわらないんだ。

映画としてそういう楽しみ方はいかがなものかとは言え、大人計画好きならキャラを見に行くだけでもあり。
阿部君と良良が大好きな私はまさに7割方それで満足。

良良美味しすぎ!
霊魂役は彼のぬるつるなキャラにぴったりだし、うじゃうじゃ彼がいる世界はまさにワンダーランド!
すねた顔やじんわり笑顔もかわいすぎる。

ただ、身体からぷくぷくきのこが生えてる絵だけは思い出すだけで今でも鳥肌が・・・
ぶるぶる

yaji原作好き、クドカン好きの人にはほぼ日での座談会もおすすめ。

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2005 日本
監督・脚本 宮藤官九郎
原作 しりあがり寿
音楽 ZAZEN BOYS
出演 長瀬智也 中村七之助
公式サイト

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映画/トニー滝谷

tony

2月に東京で見たいな~と思って以来・・・
金沢で見ることできましたよ。
今日の初演は主演のイッセーさんの舞台挨拶もあったのですが、私はすきずき~の次の回。

そんなわけで、映画の解説類もいっさい見ることなく、村上春樹の原作も読むことなく見た、私への勝手な染みこみ方だけど、この映画を一言で表すなら

「余白」

だと感じた。

余白が多い人間の、切なくて、切なくて
かといって代え難い
そんな人生

余白が多いと孤独だし
それを埋めてくれる誰かにすがったり
何かを詰め込んだりもする

その詰め物がなくなることがたえがたくって
たえがたくって

どうしたらいいのか・・

余白と空白の物語。

この映画は、映画というより、映像付きの文学作品といった風情をもつ。

「余白」は、映像をも支配する。
大きく切り取られる空が、象徴的だ。

トニーの仕事場のシチュエーションも、羨ましすぎるが、余白そのものの絵だ。
壁面はほとんどがガラス張り。
1階は庭の緑が、2階は街並みと空、多くはその夜景を背景に仕事をする彼が描かれる。
都内のどこでとってるのか、高台のその家からみる景色の美しさは何物にも代え難い占有権と、それをもつ者の孤独さを感じさせる。

人生の余白
余白の人生

贅沢さと孤独さ
孤独でも贅沢が欲しい?
贅沢なんかほしくないから、孤独はいや・・・。
どうなんだろうね。

この映画でも、りえちゃんはすばらしい。
二人の女を演じてるんだけど、その二人は、どちらも間違いなくりえちゃんだけど、間違いなく違う女で、ちょっとしたメイク手法なのだけど、10歳ほども歳が違って見えた。
まあ、そう言ったらイッセーさんは?といわれそうだけど、彼が年齢やキャラ超え演じられることは一人芝居で周知ですから、それはおいといてね。

りえちゃんが演じるトニーの妻は、買い物依存症。
彼女がまとう美しい服と靴。
その足下のアップがため息もの。
美しい靴とそれにマッチする足のフォルム
それはどちらが欠けても美しくはなくて
一体化してこそため息ものの美をかもす。
そしてその上にある服装のバランス含め、なんて美しいのか。
SATCのキャリーならずとも、靴フェチにもたまらない絵が盛りだくさんだ。


rie---
2004年 日本
監督 市川準
原作 村上春樹
音楽 坂本龍一
撮影 広川泰士
出演 イッセー尾形 宮沢りえ
公式サイト

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映画/阿修羅城の瞳

ashuraこの作品、新橋演舞場での初演(2000)、再演(2003)どちらも見てて、DVDも持っていたりするくらい、劇団☆新感線作品の中でもかなり好き。
だから、あまり映画として独立しては見ることができないのだ。で、私はやっぱり舞台の方が断然好き!

まず、オープニング。新感線のオープニングはかなりかっこいいのだが、なんというか、あの題字&その見せ方はないんじゃないか。

メイン以外のストーリーや登場人物も大分変わってる。
映画はつばき(宮沢りえ)と出門(市川染五郎)のラブストーリーに絞ってるんで、新感線につきものの「仲間達」キャラは一切なし。新感線に欠かせないお楽しみである主旋律以外のお遊びや、複線的にからむ感動ストーリーがないのは、視野が狭く、時間的にもより制限のある映画ではまあ仕方ないとしても、メインキャラについても、「なぜそうなの?」という部分で描かれてないことも多く、キャラが浅くなってしまってるようにも感じた。

サブの美味しいキャラ好きにとっては、芝居小屋の座員役で登場の、ナイロンの大倉孝二さんと大人計画の皆川猿時さんがいい感じ。

絵的には、端々まで物を見せすぎというか、細部までリアルにつくりこみすぎて、逆に幻想的な空気をそいでしまっていたことが残念。舞台に満載のB級感醸し出すお遊びは一切カットなのにさ。CGや特殊メイクがイマイチ安っぽいというのが大きい。今はなんでもCGだけど、日本古来的な、逆にそういう具体的に見せない描き方もあったんじゃないのだろうか。

鬼の血もあんなスライムみたいにしなけりゃ良いのに~!
ちなみに舞台では、5年前の鬼の巣窟への打ち込みシーンは障子越しのシルエットで描かれた。障子を真っ赤にそめるライトのなか、スローモーションで動く黒い影の殺し合い。そちらの方がずっと凄惨で、見えないからこそ感じる怖さがあったように思う。
日本のホラーがハリウッド版になって怖くなくなっちゃったみたいな感じ。

舞台ではかなりぐっときたきめ台詞が、映画ではちょっとやりすぎのように感じたことも一つとても残念だったこと。舞台空間ではこの上なく粋で艶っぽく響いたことばが、映画の中ではいかにも芝居がかった台詞に聞こえてしまった。映画だけを見た人なら、こんな先入観を持たなければ、あの台詞を粋だと感じただろうか。

良かったのは、りえちゃん。
りえちゃん、さすがに年をとって、大画面のアップでみるとあー皺が・・・とか見ちゃってましたが、阿修羅という役を演じられる女だということは確か。
三蔵法師を演じたのだって、夏目雅子とりえちゃんだ。
表情がくっきり見えてしまう映像作品で、喜怒哀楽どの表情ともつかぬ、怖さと優しさを共存させ、男も女も超えるような、仏の顔を見せられる女優がこの二人の他にいるかと考えると、・・・浮かばない。

他に舞台版より魅力的に見えたキャラは小日向文世さん演じる四世鶴屋南北。目の表情に、物書きの業を感じた。これはもう、映画だから見せられる絵だからね。

松竹と組んだ染五郎主演の新感線の各作品は、舞台録画を上映もしてるので気になった人はそっちも見てみるといいかも。まあ、生が一番だけど。

映画の公式サイトはこちら
ストーリーその他はこちらでも

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映画/幸せになるためのイタリア語講座

2000年のデンマーク映画。
劇場では見逃してしまったものですが、WOWOW放映にて見ることができました。

幸せな孤独」の時も感じたのですが、ことばの響きが独特です。こもったような、リズムもちょっと重い感じ。
交わされるとこばの響きも、映像の色も、登場人物達の日常もかなり陰鬱・・・。

北欧ですから、やっぱり雪も降るし、お日様と出会える時も短いのでしょう。
だから、いつも陽射しにあふれてて、口調は早口でテンション高く、いつも陽気に恋してそうなイメージのイタリアにあこがれるんでしょうね。

幸せの象徴「イタリア」
そして、そこに近づくための「イタリア語」
人生を変えたい!
もう一度恋したい!
そんな寂しがりやの大人達たちが集まる教室

コペンハーゲンあたりのちっちゃな街
さえない毎日
頭の痛い人間関係
失敗ばかりの自分
でも、イタリア語教室の中では気分はイターリア