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あれから約15年

Srayevo

おびただしい弾痕が残された壁の中で人は暮らし

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石を積み直し

Srayevo2

暮らしの色をあふれさせながら

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傷を見つめ生きていく

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今回の旅に梨木香歩の『裏庭』を連れて行ったのは,偶然だったのか,必然だったのか。
何気ない描写に,語られることばに,自分が重なり,景色まで重なっていった。

傷を恐ず,支配されず,向き合って,そこから自分を立ち上がらせる。

なんて強いメッセージだろう。

付いた傷を,なかったことにはできない。でも,
憎しみをつのらせて救われるわけもない。

傷はさらされている。

それはそれは想像しがたいことだけど,
引き受けて生きる強さは,確かにそこにあった。

瓦礫となった建物が消えるまであと何年かかるのかわからないけれど,急ぐことはない。
ただ真新しいビルを建てればいいんじゃない。
古い石を積み直し,新しい素材を加え,じっくり作業することが,きっと大切なんだ。

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