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境界線の藍

その色が見れるのは1日に2回。

朝が来る手前の東の空と
夜が来る手前の西の空。

時間にしたらそう長くはない。
深くて,でも重くはない藍色。

昼と夜の境目

東の山ぎわからじんわりと
色の世界が生まれ出るとき
じんわり,じんわりと
薄墨の雲の合間を藍色が埋めていく。

西の山ぎわにじんわりと
色の世界が追いやられるとき
じんわり,じんわりと
薄墨の雲が藍色を塗りつぶしていく。

色のない世界とある世界の入れ替わり
その刹那の藍色は
じんわりとやさしい。

色が生まれ出る頃に眠りにつき
色が消え去ろうとする頃動き出す。
そんな私の目を,慰めてくれる。

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