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「アフリカ・リミックス 多様化するアフリカの現代美術」@森美術館

森美術館で8/31まで開催中の本展、なかなか、色彩的にも思想的にも刺激的。
アフリカとの植民地関係を持っていなかった国では最初の展示だという。
25カ国、84人のアーティストの作品が並び、かるく2時間は浮遊。
なかにはカルティエ展で出会ったアーティストの作品も。

展示は、「アイデンティティと歴史」、「身体と魂」、「都市と大地」の三部構成。
展示風景と出品アーティスト名は森美術館のサイトから見ることができるほか、作品の一部は詳細なレポートとともにJDN東京アートレビューで見ることができる。
ここでは特に印象的だった作品を覚え書き的に。

ズィネプ・セティラ(アルジェリア)「父、母とわたし」
ビデオインスタレーション。
植民地、殺人、暴力、レイプ、宗教、家族、移民・・・・・・
母から娘へ、父から娘へ語られる、全編見通したい生きた歴史、想い。

イングリット・ムアンギ(ケニア)「河岸で」
ビデオインスタレーション。
赤い河に作者の頭部がたゆたう映像。
床には赤土がしかれ、詩が刻まれている。
とてもストレートに、アフリカの悲痛な歴史を突きつけてくる。
たくさんの血が流れた。
それでも人は愛し合い、生き続ける。
でも、血はとまらない。

ゴディ・レイ(カメルーン)「月と踊る」
光のインスタレーション。
とにかく美しい。
幻想的な青い光に催眠術にかかりそう。

パルテレミ・トグォ(カメルーン)「無実の罪人たち」
映像、水彩画、写真などからなるインスタレーション。
淡く柔らかな色で、性、排泄といった刺激的なシーンな描かれた水彩画は、女性の身体の曲線がすっごく魅力的。

ヴィム・ポダ(南アフリカ共和国)「コミューン:擬音語」
ステンドグラスの窓や木製の大きなテーブルなどからなるインスタレーション。
真っ白な光につつまれたヨーロッパ調の室内。
清浄さ、静けさのなかに、刻まれた汚れと罪。頭上から滴り続ける水は、いまだ流れ続けるアフリカの血なのか。
大地に染みこむこともなく、血は満ちていく。

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Comments

森美術館も行かなくちゃ!
いっぱい廻ってますね!

たくさん展覧会があるのに、
夏バテしてる場合じゃないなぁ。。
今年は例年に比べ、涼しいのに、
なぜか体力が落ちてしまっています…

Posted by: azumi | Aug 02, 2006 at 11:36 PM

azumiさん

夏バテですか~?
私も帰国後いきなりかな~り暑さを増している湿度たっぷりの北陸の夏にやられそうですが・・・
まあ,なんとかがんばらねば!

東京に行くと,車内や屋内の冷房と外の暑さのギャップがすごいですよね。タダでさえ冷房苦手な私はすぐダメージうけちゃって。
なんかがっつり食べて元気回復して下さいね!

Posted by: neco | Aug 07, 2006 at 09:42 PM

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