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大アンコールワット展@金沢21世紀美術館

小さな頃から不思議好きな子どもだった。
超常現象とか、ノストラダムスの大予言とか、そういう本を嬉々として読みあさり、友達と真剣な顔で議論していたものだ。

小学校高学年の私は、世界のいろんな不思議を集めた事典(5000円くらい)を、出版案内が来た時からかなりの期間親にねばりつづけ、なんとか買ってもらうことに成功した。
時代の経済価値からいっても、当時の我が家の経済状況からいっても、それは破格のおねだりだった。

5000円もする本って、今なら1冊2万円の本をかっちゃう!?っていうくらいの大事だったと思う。
当時の私がその手のことにいかに熱意をそそいでいたか、あるいはいかにしつこい子であったか・・・・・・がうかがわれるエピソードだ。

高い技術を持ちつつ滅びた古代文明、美しく壮大な遺跡群、オーパーツ・・・・・・
謎と浪漫がたっぷり~な世界に想いをはせては、空想好きの子どもであった私は時を過ごした。

そんな私にとって最大のあこがれの地はラテンアメリカ。
マチュピチュを頂点とするインカ帝国の遺跡を訪ねて、ナスカやアステカの文化にも触れて・・・・・・。
小学校の図書館で、インカ帝国の最後、とか、アステカ文明の謎、とかいったタイトルの本をいくつも読みあさったものだ。

それから、より身近な存在としてはアンコールワット。深い緑に囲まれ、赤い大地の上にそびえる荘厳な寺院のイメージに心がキュンとするのだ。
その原風景は、大人になってから見た一ノ瀬泰造をモチーフにした野田の芝居『ライト・アイ』や、浅野忠信が一ノ瀬役を演じた映画『地雷を踏んだらさようなら』によってさらに強化されている。

しかし、私が学生時代には、ペルーやカンボジアはまだ気軽に旅行で行ける政情ではなく、私が初めて訪ねることができた古代遺跡は、先日の地震で被害を受けたボロブドール寺院であった。そして、それから約10年後にアユタヤーを訪ね、まだまだ旅はこれから。

悔しいのは、私がさんざん行きたいと言っていたマチュピチュとアンコールワットに、それにそう関心を示していたようには見えなかった母が、リタイヤ後次々と先に行ってしまったこと!
かなりムーンと来ました。

で、美術展だけど、王や仏像、神々の像が浮かべるやわらかな微笑みの表情が印象的でした。
特に、最盛期の王、ジャヤーヴァルマン7世の表情、造形はすばらしい。
造形では、馬頭観音像のライン、バランスもなかなか。

と、ほとんどレビューになっていませんが、やっぱりはやく行かなきゃー!っと思った美術展でした。

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Comments

初めまして。
私も大アンコールワット展に行って来ました。
とても神聖な雰囲気の素敵な時間を持つことが出来ました。
トラックバックさせていただきました。
よろしければ、お寄りください。

Posted by: 黒猫のみわ | Jul 08, 2006 at 06:38 PM

黒猫のみわさん

初めまして。
トラバして頂いたエントリー拝見しました。

独特の雰囲気、確かに。
すごーく近くで古~い、砂岩なんてさほど頑丈そうじゃない素材の貴重な仏像を見れるのってけっこうすごいですよね。
運んできたのもすごいんですけど。

現地に見にいくのはまだ先になりそうなので、金沢で見れてほんと良かったです。

Posted by: neco | Jul 09, 2006 at 02:22 AM

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