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野田地図「贋作・罪と罰」

12月の文化村につづき、大阪シアターBRAVA!にて。

カーテンコール
役者達の笑顔、とてもすがすがしそうだったのが印象的。
あんな気分、連日経験できるなんて羨ましい。
そして、客席も熱い。
最初は1人。
2回目、3回目と立ち上がって拍手を贈る人たちは増える。

幕を開けて2ヶ月以上
舞台がよりのってきたのか、大阪が熱いのか?
両方、なのかな。

実は遅れてしまって、でも岸辺のシーンには間にあって良かった。
古田さんは「グリーングリーン」をふり付きで熱唱するも今日も松さんは微動だにせず。
会場は爆笑。
大阪公演は18日で楽。
最後まで、笑わせられないのか!?

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嗚咽の声があちこちからもれるラスト。
でも、私はやっぱり泣けない。
心より頭で、感じるよりも考えてしまうのだ。

詩的で私的な物語ではなく大きく社会的。
野田作品にしては極めて明確で直接的なメッセージ。

学生運動の時代の野田の経験
沈殿した、とけない思いがつまった作品。

「パンドラの鐘」、「オイル」の問いかけを聴いた後に見るこの作品のメッセージはまたさらにストレートで、根元的だ。


人を殺す正義はあるのか?

人を殺してなお正しいと言えるのか?


思想で人を殺したり殺されたりしていた日々。
日本ではそれは「昔」になりつつある。

しかし、海を越えた世界では、今この瞬間にも、自分を爆弾にして、誰彼も知らぬ誰かを殺そうとしている誰かがいるかもしれない。


人間が人間的である。
文字通りなら、ごく当たり前のことばだ。
それなのに、なぜ、
有り難い理想のように響き続けるんだろう。

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Comments

僕の左胸に突き立てられた
銀色のナイフの柄を握る君

僕が突き立てたナイフなのか
君が突き立てたナイフなのか

痛みと苦しみの中で
それを問うても答えは返ってこない

そのナイフを抜けば
君を求めた血 君が求めた血が
君を愛した血 君が愛した血が
温かい血が君の手を包むだろう
色鮮やかな血が瞳を染めるだろう

その温もりも その鮮やかさも
僕の目が閉じれば
永遠に戻らない
永遠に

Posted by: 素太郎 | Feb 17, 2006 at 12:44 PM

あなたからどくどくと溢れ出て
私を染めた生あたたかな液体
そのねっとりとした手触り

洗いさってもぬぐいさっても
私から消えることはないのです
たとえあなたが消えさっても

私を染めたあなたの赤は
生涯私を自由にはしないでしょう
私が消えさるその日まで

あなたを自由にしたくはなくて
このかけがえのない赤い糸で
二人を縛りつけたのです

永遠に
永遠に

---

こわいよう!
そんな目にあわないようにね!<素太郎さん

Posted by: neco | Feb 21, 2006 at 09:45 PM

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