やさしい器
神楽坂のホテルのすぐ近くに素敵な器屋さんを見つけた。
すべてつくった人の手のぬくもりを感じるような、ひとつひとつ表情の違う土やガラス、木、金属の器、そしてどこか懐かしい感じの生活雑貨が並んでいる。
神楽坂のホテルのすぐ近くに素敵な器屋さんを見つけた。
すべてつくった人の手のぬくもりを感じるような、ひとつひとつ表情の違う土やガラス、木、金属の器、そしてどこか懐かしい感じの生活雑貨が並んでいる。
今夜の「僕らの音楽」
ゲストはユーミンだった。
イム・ヒョンジュが、声楽家みたいなモードで
「春よ、こい」を韓国語で歌っている。
その画面の右上に、“「春よ、こい」1994年”とあった。
1994年!?
10年以上も前のことなの!?
1994年の私を思い返してみる。
あの頃見ていた未来も。
歌は昔に思えないのに、
あの頃の私は遙か遠いところにいる。
私は今、全然違う「私」を生きている。
想像もしなかった「今」
「今」がこうなっていることに、
後悔があるわけじゃない。
けれど、たぶん、
あの頃予定していた未来に進んでいたとしても、
やっぱりそれを後悔してはいなかっただろうと思う。
私の何がいいって、今ではないどこかを見て今を呪ったりせず、その場その場でそこを好きになろうと、心地よくしようと思える性格に恵まれたことだ。
楽しみ方を見つけることに、そう時間はかからない。
そうはいっても、置いてきた過去と来るはずだった未来の記憶が消えさるわけでもない。
記憶力はいい方。
幸せな記憶は、積み重なっても一瞬で崩れたり、ゼロにしなきゃいけないこともある。
けれど、痛みはゼロになったりしない。
どんなに転がってもまるくならない小石のように、
私の中に積もって、積もって、
どこかわからなくなるくらい奥底からでも、ふとした拍子に角があたって、その存在を知らせてくる。
そういうおもりがだんだんと
人の足を地つけさせていくのかな、
なんて思ったりもするけど
手にした風船をまだはなせないでいることを、
今はまだ、受け入れておこう。
4日前の夜、赤坂見附のイタリアンバー
文庫本と財布だけを持ってふらりと現れた女は、グラッパを飲みながらまったりした時間を楽しんでいた。
同じ女が、今夜は神楽坂の小道を入ったフレンチバーで、やはり小説片手にカルバドスを飲んでいる。
女が今一番ほしいものは「どこでもドア」だという。
「僕にこんなことをいう資格はないのかもしれないけど、僕は君と別れたくない。このまま君と別れたら、僕は本当にどうしていいかわからなくなってしまうと思う。僕はもう二度と孤独になりたくない。もう一度孤独になるのなら、死んでしまった方がいい」
彼女は手をのばして、そっと僕の胸に触った。そしてじっと僕の目を見ていた。
「資格のことは忘れなさいよ。きっと誰にも資格なんていうようなものはないんだから」
(村上春樹 『国境の南、太陽の西』より)
求めるように、求めていい
理不尽でもいい
理由でも、資格でもない
別れたくないから
別れて生きる明日は想像できないから
ただ、一緒にいたいから
そんな夫婦は強いね
週末ぽっかりあいた時間に文化村にて「クレールの刺繍」みてきました。
が、そこで私の心をがっしりつかんだのは予告編が流れた「ロバと王女」!
1970年フランス
ジャック・ドゥミ監督
王女役はおとぎ話のお姫様そのもの。
人間とは思えないくらいキラキラしてる20代のカトリーヌ・ドヌーブ。
それが、コレですから!→→→
父親に求婚されちゃって、ロバの皮着て変装生活ってあなた・・・
もう、このセンス、たまらなく好き!
「ビデオ、DVDが発売されることもなく “伝説”となっていたが、最新デジタル技術を駆使して修復され、30年あまりの時を経て美しく蘇った!」(公式サイトより)とのことですが、この色彩のポップさ加減はもともとなのかな?
しかもラストは王子様とハッピーエンドな王道らしく、疲労感しみじみな今日この頃とっても欲している脱力かわいいイテイストなのです。
でもでも・・・
公開はBunkamuraル・シネマにて10/29より。
まて!なのです。
金沢公開はシネモンドで3月以降予定されてるようですが、まあ、その前にはきっと見ちゃうな。
今日は日中ちょいつらいシチュエーションあり、デパ地下で手のこんだお惣菜を買い込み、しばらく寝かせていたシャトー・モンテュスをあける。
もう! すご旨!
安くて超お好みだもの。
また買っとかなくちゃ〜
プライベートの面倒は仕事の面倒より面倒な私はやっぱり女に向いてないかもしれない…
「素顔のアメリカ」と題された開館1周年記念展第2弾。
うーん、会場は、そりゃ今ほかに2つも展覧会してるんだからそうだろうけど光の入らない大きな箱形の市民ギャラリーでした。
ついのんびりしてしまった。
みたかった映画はもう本編が始まって10分以上たつだろう。
さて、どうするか。
夜風が肌寒い。
けど、帰るにしても次のバスは20分もあとだと時刻表は告げている。
休日の間延びした時間。
もともとぽっかりあいた時間だ。
急ぐことはない。
時間つぶしにコンビニのドアをくぐる頃、何か本でも読みたくなってきた。
なんだか休日らしいじゃないか。
案の定、コンビニの文庫本はろくなもんじゃない。
しまった。
こんな気分の時いつも立ち寄っていた本屋が洋服屋になってしまってから、もうしばらくたつ。
街中で、しかも夜7時すぎにこんな気分にならずにこれまできたのは幸運だった。
この街の夜は、早い。
なんだか、今夜の「休日度」はちょっといい感じの小説を買えるかどうかにかかってる気さえしてくる。
やっかいだ。
2時間ほど前にいた辺り。
あの通りで本屋を見た気がする。
「気がする」が頼りだ。
閉店間際に滑り込み、レジを待ってくれるという言葉に甘え、最速で勘を働かせて何とか悪くない一冊を手に入れた。
そう、悪くない。
が、今度は危機一発手に入れたこの本を、グラス片手に読ませてくれる店に寄りたくなってきた。
しまった。
昨日高い買い物をしたばかりだっていうのに。
ぽっかりあいた休日の時間は、時間的にもお財布的にも膨らむ傾向があるというお話。
野村総研が発表した「マニア消費者」市場に関する調査結果。
それによると、オタク消費者は5つのタイプに分類できるらしい。
タイプ1:家庭持ち仮面オタク
典型例・・・「家庭内でこっそりと小遣いをやりくりしながら趣味に没頭するお父さん」
タイプ2:わが道を行くレガシーオタク
典型例・・・「20~30代のメカ&アイドル好き独身男性」が典型像。
タイプ3:情報高感度マルチオタク
典型例・・・「ネットオークション、コミュニティーサイトが大好きで、2ちゃんねるのライトユーザであるネット住人」
タイプ4:社交派強がりオタク
典型例・・・「『ガンダム』などの、かつて体験したブームの世界観、価値観をそのまま引きずり、それにきづかずに大人になって社交性も身についた30代男性」
タイプ5:同人女子系オタク
典型例・・・「コミックやアニメに登場するキャラクターへの固執が強く、友達に隠れて趣味を大人になってもひそかに続けている同人誌フリークの女性」
2なんか特にお金をつぎ込んじゃいそうだけど、一番多いのは1なんだって。
私の場合、収集したがる情報に多少マニアックな傾向はあるけれど、それがそう消費には結びついてないからなあ。
2004年のオタク市場規模は約4,110億円だったとか。
今回提示された、その市場を掴むための新しいマーケティング・フレームもなるほど。
普通は「4P」(Product、Price、Place、 Promotion)なんだけど、オタクには3C (Collection、Creativity、Community)だって。
別に特にその分野のマニアでもなんでもなかったのについお金つかっちゃったっていうケースを思い起こすと、私もこの3Cに刺激されてるなあって思う。
なにか 忘れている気がする
思い出せないくらいだもの
たいしたことじゃないのかもしれない
もやもや気になるのは
思い出してってサインかもしれない
どっちなのかわかる日は
たぶんそう遠くない
手遅れになる日は
きっとそう先じゃない
10月に入って最初の一言。
さむーい!
肌寒さは徐々に感じてきてましたが、今日はもう、暖房入れたい感じ。
うちは熱がこもりがちなのもあり、夕べは扇風機動かしてたんですけど・・・
で、いつもなら今日はフィットネスにいって泳いでる日なのに、なんだか気がすすまず行かずじまい。
(たんなる怠けじゃなく)
この寒さがプールへの足を重くさせたに違いない!
これからの季節、もとから運動好きでない私が更に試されそうな予感!!!
サウナは行きたいけど、それにしたって出た後が寒いよね~
せっかくぽかぽかになっても駐車場歩くだけで風邪ひいちゃいそう・・・
とか言ってないでがんばって通おうね自分。
行っても行かなくてもお金払ってるんですから!
Recent Comments