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映画『阿弥陀堂便り』の里を歩く(下)~小菅地区

Kosuge

東京からやってきた孝夫(寺尾聡)と美智子(樋口可南子)夫婦の新しい住処として映画の舞台になったのがこの小菅地区。
小菅神社奥社への参堂まで、急な坂道が伸びています。
上の写真は坂の下から、下の写真は坂の上から撮ったものです。
映画の中では、坂の上からの風景が、道沿いの家々とその暮らしを切り取りつつ、夫婦の視界として牧歌的に登場していました。

Kosuge3

雪が多い飯山市では、昔ながらの藁葺屋根はごく僅かとなり、一般的なのは赤や青のトタン屋根の家々です。
ここ20年くらいでいまどきのモルタルの家も増えてはきましたが、やっぱり緑の農村に赤と青の屋根色が点在する風景が、この地の風景。
その色彩の統一感のなさに以前は嫌な印象しかなかったのですが、今はそのカラフルさが素朴でかわいらしく見えます。不思議なものですね。

映画でも夏の花々に彩られた坂の風景が印象的でしたが、春の今も色とりどりの花が庭先を飾って、田園風景を一層カラフルにしています。
山の方にはまだ雪が残っている土地柄、里では、菜の花、桜、チューリップ、芝桜、すみれ・・・普通なら時期がずれそうな花も含め一度に楽しむことができるのが特徴。
瑞穂小学校の丘を会場にした菜の花祭りでも、大山桜と菜の花畑、その向こうに千曲の流れを望む景色が、毎年アマチュア写真家達の人気を集めています。

Kosuge2小菅神社は、戸隠山・飯綱山とともに奥信濃三山と称せられる修験道の霊山小菅山にあり、その歴史は7世紀の役小角までさかのぼります。
奥社と里宮があり、映画には、祭りのシーンで里宮が、夫婦が林を散策するシーンで奥社参堂の杉並木が登場しました。

写真は参堂入口ですが、この手前には茶店もあり、「だんご」の旗をはためかせています。
GWは、修験者ならぬおそばや甘味を楽しむ人でにぎわっていました。

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Comments

はじめまして。。

えいがのこと で 眺めていたら、「阿弥陀堂だより」のロケ地訪問がありましたので、φ(`∇´)φカキコカキコ♪ 。。

私も 映画を見た後、気になって訪問してきました。一昨年の秋のことです。
稲刈りも終わり、はさがけも役目を終えていました。 イチョウの木は 黄色く色づいており晩秋の風景を楽しんできました。
今度は 水田に水を張った頃に 棚田を見に行こうと 思いながら、まだ行けてないです。
スローな映画ではなかったけれど、心休まる映画でした。
もう一度映画を見てみたい気分になりました。

Posted by: 祐 | Jul 09, 2005 at 07:49 AM

拓さん初めまして~
コメントありがとうございます。

水面がきらめく頃の棚田、いいですよね~。
でも、秋もきれいだったでしょうね。
棚田保存会の人たちがお世話してるらしく、田植えするボランティアとかでも参加できるんじゃないですかね。手植えで泥にふれたり、泥の中に素足で入ったり、そういうの、私けっこう好きなんですよね。あの、泥のひんやりした感じ、懐かしいなあ。

「スローな映画ではなかった」ですか。初めて聞く感想ですが、そうかもしれませんね。
思い出してみると、人間のいろんな苦しい感情、運命の試練がちりばめられていましたよね。でも終わる頃にはとても心が静かになるような、そんな感じだったかも。

映画も最近あんまり見れてないけど・・・
よかったらまた遊びに来てくださいね。

Posted by: neco | Jul 11, 2005 at 06:40 PM

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» 阿弥陀堂だより [Rohi-ta_site.com]
DVDで寺尾聰、樋口可南子、出演の「阿弥陀堂だより」を観ました。 ●ストーリー 都会でエリート医師として働いていた美智子(樋口可南子)は子供を流産したのが原因となり、パニック障害を発病し療養の為、売れない作家の夫・孝夫(寺尾聰)の故郷に引っ越して来る。 信州の豊かな自然に抱かれた村の暮らしに馴染んだ美智子は、胃ガンを患い余命幾ばくも無い、孝夫の恩師・幸田(田村高廣)、阿弥陀堂に住む老婆・おうめ(北林谷栄)、難病で喋れなくなってしまった娘・小百合(小西真奈美)との交流を深め、次第に病..... [Read More]

Tracked on Aug 18, 2005 at 05:02 AM

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