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東京国立近代美術館「ゴッホ展」&所蔵品展「近代日本の美術」

kitanomaruゴッホ展

滞在時間なんと20分ちょっと!
いや、すごい人出でした。
サイトの混雑状況案内でおすすめだった木・金曜の夕方開館(8時まで)時間中に行ってみたのだけど、それでもかなり。
まあ、チケット購入や入館の待ちはほとんどなかったから、すいてる方だったのかも(私が出る6時半頃にはながーい列ができてた)。

なんだか、特に人がたまってるエリアと、そうでもないエリアはあるんだけど、絵をゆっくり、適度な距離感で見ることは不可能な状況。
で、初めて見る作品もほとんどなかったので、ちょこちょこ覗きながら。
あ、これは記憶にないな、と思ったゴッホ美術館所蔵の「麦の穂並み」は、まったく人がいなくてゆっくり見れた(^^)。
あと、エミール・ベルナールの「ポン=タヴェンの市場」(岐阜美術館所蔵)と(これはゴッホの「花魁」の手前にあって、かなり混み混みで見にくかった)シャルル=フランソワ・ドービニーの「夜明けの羊舎」が良かったです。

東京では22日まで。
この後の愛知・大阪会場でのみ出品の作品もけっこうあるので、そっちで見る方が良かったかも・・・。


所蔵品ギャラリー「近代日本の美術」

ゴッホ展のチケットを買うとこちらも無料で入れます。とばしちゃう人も多そうだけど、是非こっちも見てみることをおすすめしたい。20分ちょいで見終わっちゃって時間もあったり、ちょっと物足りなかったので見てみたんですが、かなり良かったです。

一部ルソーやクレーの洋画を含みながら、明治期から現代までの日本の絵画を展示してます。
なんか、すごい品揃えなんですよ。

特にすばらしいのは日本画の屏風絵。
なかでも、4階に展示されている菊池契月の「鉄奨蜻蛉」と菊池芳文の「小雨ふる吉野」は、忘れっぽい私でも、今でもそこで感じた空気を思い浮かべられるくらい。向かい合ってこんなに「さらわれる」感がある絵は久々。吉野の桜は、夜風を入れながらこの屏風を眺めて一杯やれたら、どんな花見より素晴らしい興があるだろうと、心運ばされました。

大正期では、村山槐多の「バラと少女」、昭和期では大好きな藤田嗣治の「五人の裸婦」も見れてラッキー。「五人の裸婦」は蔵書である藤田の『猫の本』にも収録されてる絵なんですが、実物をここで見れるとは思ってなく、発見は、一番左の女性のおへそが○に×のでべそだったってこと!10分の1以下サイズじゃ気づかなかった。東山魁夷の「道」も、長野の東山魁夷美術館で小品やスケッチを見て以来好きな作品だったので、ここで出会えたのが嬉しくって。

現代絵画で特に好きだったのは秋岡美帆の「よどみ」「そよぎ」「ながれ」の3作。向かい合ったとき起こった反応は、ティルマンスの「Freischwimmer」に向かい合ったときのそれに近いものがありました。

(右上写真:北の丸公園の木)

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Comments

Pastel Color の季節が過ぎ
Vivid Color のまぶしい季節になりました
日中の日差しは雨上がりのアスファルトに陽炎を揺らし
時折吹くまだ冷たい風はケヤキの並木をざわめかせる
夏はもうすぐです
こんばんは。城達也です。(古!しかも朝だし!)

先月年下の方の彼女とアートデコを観に行った時に
"ぐるぐるっとパス"とか言うの買ったんですよ。(ぐるが多いな)
それで次の週に"近代日本の美術"も観て来ましたよ。
あの"ヘソ"私も気づきました。思わずニヤっとしてしまいますね。
秋岡美帆の3部作は真ん中にちょっと柔らかめのソファが欲しかった…。
ちょうど今の季節、初夏の風の音が聴こえてきそうで良かったですね。

ついでに工芸館でやっていた企画展「伊砂利彦―型染の美」の方も観たんですが
彼女(元染物屋の弟子)に色々教えてもらったりしながら回ってたので
見ごたえたっぷりの一日でした。

"ぐるぐるっとパス"2ヶ月で消費しないといけないので結構大変です。
あ。森美術館も行きましたよ。夜に。

足元にきらめく街の明かりは
今宵も絶えることなく瞬き続けます…
ジェットストリーム
ジェットストリーム…

Posted by: そたろ | May 17, 2005 at 09:20 AM

そたろさん

そのパス、持ってる人見かけましたよ!
なんか、分厚いチケット帳みたいなのですよね。あれ全部使うのはかなり・・・
でも、2ヶ月は美術館や博物館に足繁くかよっちゃうわけですね、その彼女と(?)
いいなー。

染め物もいいですよね~。そういうことしてる人って素敵だな~。

そうやってきっかけがあって、普段なら見に行かないものを見に行ってみたらけっこう良かった~!ってことありますよね。そういうふらっと寄ってみた的偶然からの出会い、けっこう好きです。

ジェットストリーム、今の小林克也のは時々職場で聞いてしまったことが・・・。そうすると、「やばい!帰らなくては!」と思うのであった。

Posted by: neco | May 17, 2005 at 06:51 PM

こんばんは、necoさん。
近代美術館は最近行ったことがないですが、いろいろおもしろいものがありそうですね。日本画の屏風絵見てみたいものです。ところで、木の写真、私もこんな写真を何枚か撮ってみました。黒白だとおもしろくみえますよね。

Posted by: frugel | May 17, 2005 at 11:43 PM

frugelさんこんばんは

frugelさんの4/29の記事の木の写真、素敵だなと思いました。下からとらえたふにゅふにゅした枝振りと、若芽の柔らかい色がよいですよね。
この木はもっとしっかりした力強ーい感じなんですが、枝はとってもおもしろい形になってたんですよ。木も個性があって、1本1本見ると生きてる!って感じしますよね。

Posted by: neco | May 18, 2005 at 08:23 PM

訂正!
ジェットストリーム
小林克也じゃなくって、伊武雅刀でした!
なぜ気づいたかっていうと、今夜も聞いてしまったから・・・

Posted by: neco | May 21, 2005 at 01:38 AM

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