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川内倫子写真展「AILA」@金津創作の森

airaトルコ語で「大家族」を意味する「AILA」と名づけられた写真集からの作品展。

川内倫子さんは映画『誰も知らない』のスチール写真を撮ったりしてるので、名前は知らなくてもその写真は見たことある人が多いはず。カルティエ財団現代美術館でもこの春古典を開催するなど、注目の若手。

命あるものの姿、その誕生や終わりが写し取られていて、グロテスク見えてもおかしくない被写体を、透明感のある光と色彩によって、とても優しくて、やわらかで、きらめくように見せている。
ぬくもりとはかなさ、その共存が心地よさと切なさを運ぶ。

展示方法として、市や県内外に寄贈を呼びかけて集められたシーツやカーテンをパッチワークしてつくられたパオの中に入ってぐるりの写真をみるという手法がとられている。この薄布のパオもやわらかな雰囲気を高めていてよい感じだった。デザインは大阪のgraf

おそらく展示パネルの質感によってそのやわらかさや透明感はとてもいかされていて、だから、あとからカウンター脇で販売されていた写真集を見ると、その「素敵」さは半減してしまって見える。でも、その写真だけで見たら、やはりとても優しい眼差しがそこにはある。しかも、それがべたっとしたそれではないことが、一定の距離感のある心地よさ、静寂さを生んでいるように感じた。

kanazumuse金津創作の森は福井県あわら市の、山の中にあって、ギャラリーや工房、研修施設、池がつくられた広場がある。
近くの観光地といえば芦原温泉だけど、観光客よりも、地元の家族連れやカップルがハイキングやピクニックに訪れる感じ。

この写真展が開催された「アートコア」では、これまでにもおもしろそうな現代美術の企画が行われて来ているよう。
kanazu建築としても今時の美術館ぽい木とアルミを使った長い箱型で、京大の先生が設計したそうだけど、緑の中でいい感じ。

問題はコストパフォーマンスかな。
特に今回は小規模な写真展で10分もあれば見終わってしまう。600円は周辺環境含めたサポート費というように考えないといけないかも。入場者が少ないから客単価をあげる、でも高いと客はなお入らない・・・的難しさを感じた。

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会期 05年4月17日~5月29日
料金 600円

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