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孤独と愛と音楽と

えーと、3連休の間に8本(?)は映画をお家&劇場で見ちゃったりして・・・

そのなかで、見終わってけっしてよい気分ではないのだけれど、音楽がすばらしかった作品を2つ。
「トーク・トゥ・ハー」(2002 スペイン)と「幸せな孤独」(2002 デンマーク)がそれ。
愛を注ぐこと、愛を受け取ること、愛をほしがること、愛を裏切ること・・・を、孤独、身体、心を軸に考えされられる作品。
好き嫌いがはっきりあるかも。

ペドロ・アルモドバル監督の「トーク・トゥ・ハー」は第75回アカデミー賞で脚本賞を受賞した作品。

昏睡状態になった愛する人に付き添う二人の男。一人の男の物語は美しくて、熱くて、せつない。もう一人の男の物語は、監督はあたたかな愛のつもりらしいが、私にとっては嫌悪感が先に立つ。せめて悲しいと言ってあげたい気もするが・・・

公式サイトには「話しかけ、触れられた一人の女にだけ、愛の奇跡が訪れる」っていうキャッチが書かれてるんだけど、植物だって話しかけたらきれいに咲くとかそういう問題じゃなく、女の側からみて、それを愛の奇跡とかよばれちゃうことは、かなり最悪な気が。

でもなによりも映像が鮮やかで、日差しを感じる美しさ、そして音楽がすごく良かった。キューバ音楽に触れて以来、こういうタイプに惹かれる頻度が高まっているような。サウンドトラックご注文なのだ。

スザンネ・ビエール監督の「幸せな孤独」はBunkamuraル・シネマで公開時より気になっていたのだが見れなかった作品

若いカップルのプロポーズシーンから始まって、直後に突然の交通事故で男が首から下がまったく動かない、感覚もない状態になってしまう。男は現実を、彼女を拒絶する。そこにあらわれて何でも相談に乗ると声をかけてきたのは、男が入院した病院の医師で、男をひいてしまった女の夫。反抗期の娘の態度をのぞけば円満な家族生活のなかで、とってもいい男で誠実な夫だった医師と、若い女の、孤独を埋めあうような関係が始まる。

これも、見終わったとき、私はにが~い感じだった。登場人物はそれぞれ選択をして、新しい生活に出ていこうとして終わるのに、それでもなんだか・・・ 

ちなみにいっさいユーモアもない。
それでも見ていてただどんよりにならないのは、独特の色とリズム感、質感の織りまぜ方がおもしろい映像と、音楽のおかげが大きい。このセンスだけでも見てみることをすすめたくなる。こちらもサントラを注文。歌っているのはインドネシア出身でフランスを中心に活躍するアングン。適度に重く、まったりした声の質感が好き。特にエンディングに流れる"Little Things”は今日もずっと口ずさんでいる。


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