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母になった君へ

出会ったのは、まだ君が中学生だった頃。
週1で通ってた児童施設に、2人の兄弟と一緒によく遊びに来ていたね。

他の子どもたちにも頼られて、みんなのお姉さんがわりだった君。
家でも、働いてて遅くまで帰ってこない親のかわりに、食事作りからなにから家事を引き受け、一家のお母さんがわりだった君。

誰が見てもしっかり者の君は、ときどきしっかり者でいることがつらかったんだろうな。
家族のこと、学校のこと、友だちのこと、いろいろ話したね。

一度、君が高校に行くのをやめると言い出したときは、お正月で帰省してた実家で夕食に呼ばれたのも無視して2時間も長電話しちゃって、私がこっぴどく怒られたっけ。でも、君が高校に合格したときは、本当に嬉しかったよ。

高校に通ってからも、大変なことがたくさんあったね。
だけどさ、君はいつも君だった。悪いことは悪い、ちゃんとわかってる子だった。

ずっと希望してた福祉関係の仕事に就職が決まったときも、嬉しかったな。
職場の人たちとの飲み会の話とか、好きな男の人の話とか、もうそんな大きくなったのか~なんて、聞きながら考えてた。10歳も年下の君に、男のことでは逆に説教されるくらいになっちゃってさ。

結婚する、それに子どももできたって聞いたときは、そりゃもうびっくりしたよ。
私には未知の領域に進んでいく君に、もうすっかり追い越されちゃって、お姉さん役もいらないくらいかな、なんて、ちょっと寂しく、でも嬉しく思ってた。

年末、離婚してシングルマザーになるって聞いたときは、なんて応えたらいいのかってほんと、つまっちゃったよ。
自分は何も経験してないのに。
けど、君なら絶対大丈夫って言ったのは本気だよ。そう信じてるし、全開のパワーで祈ってる。
母親の気持ちは分からないけど、母一人で育てられた子どもの立場からなら、少しはホントのことばも持ってるから。

血圧が高くってはやく入院したのに、予定日が過ぎでも陣痛がこないって聞いたのが先週だったよね。
その後1週間、ようやく生まれたってニュースが届いた時は、ほんとうに、ほんとうに、嬉しかった!

2005年2月7日18時5分、3655グラムの身体をもった女の子が、この世に生まれた。
今はまだ、君だけが頼り。

ほんとうに、よくがんばったね。心からのおめでとうを贈ります。

そして、これからも君は、誰に言われなくたって精一杯がんばってくんだろう。人に頼られたらがんばらずにいられない君だもの。

そんな君が大好きで、応援してる人はたくさんいる。
君のところにやってきた命も、そんな君をきっと好きになってくれるって!
君と君の新しい家族の幸せを、心から応援します。

でもこれからは、病院でメールしちゃだめだゾ!

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