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コミック/ギャラリー・フェイク

GalleryFake1/31発売の『スピリッツ』で、細野不二彦の「ギャラリーフェイク」がついに完結。

連載開始がいつだったのか、はるか学生時代のことでもう覚えてないけど、コミックスの第1巻が92年だから、そのあたりなんだろう。開始時からずーっとお気に入りで、単行本ではなく、『スピリッツ』誌上で読んできた。ときどき連載がとまったり、各週で定着したり、不定期っぽい感じもあったけど、掲載されてる週は、買うか立ち読みするかして、とりあえずこれだけは~みたいに読んでた。う~ん、長かったなあ。

主人公藤田玲司は元メトロポリタン美術館キュレーター、しかもその修復技術については伝説的な存在になっている男。今はやばい商売をしてると悪評高いギャラリーのオーナー。時代から忘れられたようなぼろっちいアパートに住み、エアコンもなく夏はぐちゃぐちゃの部屋で汗をだらだら流し、蟹に目がなく蟹の恨みは一生忘れないような男だ。

しかし、その一方で、抜群の審美眼と知識を持って様々な人々の無理難題に答え、埋もれた美術品を見いだし、人の心を救いもする。幻の“モナ・リザ”を探し出すことに執念を燃やす「“美”に身も魂も捧げた男」。

周辺のキャラクターもとても魅力的。人間的にすばらしい人もあくどい人も、バリバリな人もダメダメ人もみんな生き生きとして味がある。内面の葛藤が描かれることも多い。

作中では有名な美術作品、芸術家に関する様々な蘊蓄が披露され、とっても勉強になるし(まあ私はすぐ忘れちゃうんだけど)、それまであまり興味がなかった絵の魅力、背景を知って美術展に足を運んだこともある。

魅力的なキャラクターの中でも、中東の大富豪の娘で、高級ホテルに長期滞在しながらギャラリーに通って藤田の助手をするという、とってもスペシャルな存在がサラ。サラがかわいいくせになかなか素直になれない藤田だったけど、最後はハッピーエンド。

でもでも、貴重な息抜きだったこの漫画がもう読めなくなるのは寂しい!

テレ東系でテレビアニメも放送中

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