« 鮭とばとワインをあわせてみる | Main | 孤独と愛と音楽と »

空間のドア− 映画/キシュ島の物語

99年のイラン映画。
美しく詩的な3話オムニバスの最後の作品が「ドア」

男は娘と黒いこやぎを連れ、真っ青な空の下、真っ白な砂漠の上を、がっしりとした古い木のドアを背負い歩き続ける。

忽然と砂漠に浮かび上がるドア。
ときに、そのドアをノックし、開けてくれと叫ぶ者あり。

郵便配達夫や旅の楽団。
その度に男は鷹揚にドアを開け、ときにはなかに入ってお茶でも飲めと勧める。

錯覚のような、幻覚のような視界。

ドアのない家と、家のないドア
空間の境界は、どちらが強いだろうか?

ドアをくぐる
敷居をまたぐ
そこには何かしら儀式的なものがある。

そこにドアがあるだけで、その向こうにある空が、海が、男の領地であるように見えてくるから不思議た。

全てを売り払った男に最後に残されたドア
しかし最後はほろ苦い

050213_1320.jpg

|

« 鮭とばとワインをあわせてみる | Main | 孤独と愛と音楽と »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55003/2909043

Listed below are links to weblogs that reference 空間のドア− 映画/キシュ島の物語:

« 鮭とばとワインをあわせてみる | Main | 孤独と愛と音楽と »