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グランマ・モーゼス展@Bunkamuraザ・ミュージアム

050111_0002.jpg70代からペイントを始めたモーゼスおばあちゃん。彼女の絵をまとまって見るのは2度目。彼女についてはその人柄、おばあちゃんとは、というときのプロトタイプのようなあたたかさと実直さが魅力。絵の魅力も、うまさだけではどうにもならない、にじみ出るあったかさとやさしさが一番と思う。パッチワークのような色彩は、どこかで見た風景を思い出させるはず。

(会員であることもあり)Bunkamuraの美術展はここ5~6年ほぼかかさず、しかも週末に見てるけど、今回平均年齢高目。混み合い具合も↑。1ヵ月弱といつになく会期が短いのが残念なところ。

彼女が描くアメリカの農村の原風景は日本にも通じる郷愁を呼び起こす。多くの人がいて、活気にあふれ、あたたかくて、美しくて、自然ともに生きてものを育てる喜びを、家族や仲間とわかちあった時代。

私のなかにもあるその原風景を、じんわり思い出した。その素朴さは、すでに失われた、現実には素ではないからこそ輝いて見えるのだろう。記憶がいつも美しいように。

私のおばあちゃんも、思いで話を繰り返し、とっても幸せそうに話してくれるけど、その光景を形にして残せたモーゼスおばあちゃんは、幸せでもあっただろうし、私たちにとっても、後生のみんなのおばあちゃんになってくれてありがとうってことだよね。

そのちょい前時代的な素朴さがもたらすぬくもりは、彼女の時代以上に今求められているのかもしれない。そのぬくもりを取り戻そうとして、若い世代が農村に移住する時代だもの。

やさしい気持ちになりたいときに…
1月30日まで 詳しくは展覧会公式サイト

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